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全日本卓球2018【今日の連続写真】平野美宇の超低空ループドライブ

女子シングルス準々決勝で松澤(十六銀行)とのゲームオールの接戦を競り勝った平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)。明日の最終日で昨年に続く2連覇を目指す平野の技術から、ループドライブの連続写真を取り上げよう。


平野美宇のフォアハンドループドライブ(画像クリックで拡大表示されます)


フォロースルーが、ループドライブの軌道を低くするための決め手

 ループドライブは、ボールを強くこするように打って前進回転を強くかけるつなぎの技術だ。ループドライブは回転がかかっているものの、スピードが遅いので相手に狙い打たれやすい技術でもある。そのため、試合でループドライブを有効に使うには、「軌道を低くコントロールする」ことが重要になる。

 このことを踏まえて、平野のループドライブを見てみよう(連続写真1~6)。フォア側に来た台からぎりぎり出てきたボール(下回転)に対して、低い姿勢でバックスイングすると(写真1~2)、上方向へスイングしてループドライブ(写真3~5)。ネットすれすれの高さに打球をコントロールしている(写真6)。

 ループドライブを低くコントロールするために、平野から学びたいのは写真6のフォロースルーだ。平野は写真5でラケットを頭の上に振り上げるようにスイングした後、顔の高さあたりにラケットを下ろしているが、このようにフォロースルーを取ると、打球の軌道が高くなるのを抑えやすい。平野の最大の武器は高速の両ハンド攻撃だが、その伏線には、この超低空飛行で飛んでいく、相手に狙い打たれにくいループドライブがある。

 ループドライブは、技術レベルを問わず、試合で使うことが多い技術だ。使う機会が多いからこそ、ループドライブの精度は勝敗に大きく関わってくる。  ループドライブの軌道が高くて相手に狙い打たれるという悩みを抱える選手は、平野のスイングやフォロースルーを参考にしてみよう。

詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球(特設サイト):http://www.japantabletennis.com/zennihon2018

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全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。

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