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梅村礼が見たジャパンオープン 混合ダブルス決勝

元全日本チャンピオン、日本代表にして、現在はTBE(タマス・バタフライ・ヨーロッパ)に勤務し、世界の卓球事情に通じた梅村礼がジャパンオープンでの選手たちの戦いぶりを評する。混合ダブルス決勝で許昕/朱雨玲に挑んだ張本智和/早田ひなの課題はどこにあるのか。


混合ダブルス決勝

許昕/朱雨玲(中国) 10,6,5 張本智和/早田ひな(日本)

 やはり許昕のあのフォアハンドのボールに女子が対応するのはものすごく大変なことですね。1ゲーム目は早田が許昕のボールを受ける組み合わせでしたが、よく対応していましたと思います。
 3ゲーム目は、2対0で中国ペアに余裕が出てきたということもあり、許昕がタイミングを変えてボールを送ってきていたのが印象的でした。序盤で早田は許昕の「スピード」には対応できていたので、途中から回転量の多いボールに変えてきました。それで1本止めさせて、朱雨玲に叩かせて張本に強打させない、その狙いがうまくいっていました。
 日本ペアも1ゲーム目を取っていれば、そこまでの余裕を与えずにもう少し競れたかもしれませんが、許昕のプレーを見る限り、まだ少し余裕があると感じました。

 ペアを組んでまだ日が浅い張本/早田ですが、個々の高い技術が生きたいいペアだと思います。特に早田は伊藤美誠とのダブルスでも世界卓球2位になっていますし、男子のボールにも対応できるので、混合ダブルスも面白いですね。
 張本君も混合ダブルスに慣れてきたというところがあると感じました。混合ダブルスでは男子が普段取り慣れていない女子のボールに手こずるという傾向もあります。男子のボールよりも威力がない、回転量が少ないために、ミスしてしまうんですね。その点はかなり解消されてきていました。
 もうひとつは、どうしても男子が決めなくてはという意識が強すぎると、無理をしてミスをする原因になってしまいます。この試合では張本は自分の長所は生かしながらも、早田を信頼してプレーしているように見受けられました。早田もそれに応えて、しっかりつなぐところはつなぐ、攻めるところは攻めるとうまくメリハリをつけてやっていました。ラリーだけ見ると男子ダブルスかと思うようなシーンもありましたし、張本はやりやすかったのではないかな思いながら見ていました。

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なお、詳しい試合の結果は大会公式サイトでご確認ください。
ITTF(国際卓球連盟):https://www.ittf.com/tournament/5005/2019/2019-ittf-world-tour-japan-open/
Seamaster 2019 ITTFワールドツアープラチナ ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯 札幌大会:http://www.japantabletennis.com/japanopen2019/

(取材=佐藤孝弘)

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