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2022年春季関東学生卓球リーグ戦 
男子1部は明治大が優勝

 大学生の熱き想いが代々木に帰ってきた! 関東学生卓球リーグ戦は2019年秋季を最後に2年間(4シーズン)公式開催がなく、ほとんどの選手はリーグ戦初出場。そして、関東学生卓球連盟の学生幹事は試合運営を初めて経験。その中で新しく動きだした伝統の関東学生卓球リーグ戦、大学生たちの1週間の熱戦に感動した大会だった。
 男子1部は明治大が優勝。明治大、中央大、早稲田大が5勝1敗で迎えた最終戦では、明治大は専修大との対戦に4対2で勝利。2シーズンぶり(中断期間を除く)48回目の優勝を成し遂げた。戸上隼輔宇田幸矢の両エースが国際大会出場で不在の中、全員で勝利をつかみ取った。中でもチームを牽引したのが宮川昌大。ガッツあふれるプレーでチームを奮い立たせ、勢いをつけた。

高山幸信監督のコメント
「前日に中央大学に敗れ、自力での優勝はなかったわけですが、最終戦を勝って終わりたいと選手と話していました。早稲田大学と中央大学との結果で優勝が決まったわけですが、選手が頑張って優勝したのでうれいです。今回は全員がリーグ戦初出場で、私も経験したことがなかったです。コロナの影響で2年間、選手たちも経験する場がありませんでしたが、フレッシュなチームで臨み、優勝できたことは、率直にうれしいです。
 戸上、宇田両選手が出場していれば、また状況も違うかもしれませんが、普段の練習への取り組み方や態度は戸上、宇田に負けないくらい意識の高い選手たちが今回出場しています。初出場でもこのような成績を収めてくれていることはうれしいです。また、選手一人一人が優勝を目標にしながらも、全敗するかもしれない危機感を持ちながら臨んだのが良かったと思います。今回はベンチを含め全員が頑張りました。中でも宮川、松田、山本の3人が厳しい状況の中でも頑張って勝ってくれたと思います。
 次のインカレは、昨年決勝で負けているので、今年は何としても日本一奪還を目指したいと思いますし、秋リーグも戸上と宇田は選考会などで出場できない可能性もあるので、またこのメンバーで、ここから自分が戦うんだと強い意志を持って練習に取り組む選手を私は選ぶので、そして連覇を目指したいと思います」

宮川昌大のプレーがチームに勢いをつけた


 2位は早稲田大。優勝こそ逃したものの、最終戦で中央大との激戦を制して存在感をアピールした。2021年全日本ジュニア優勝の濵田一輝が持ち前の試合巧者ぶりを見せて勝ち星を重ねた。
1年生の濵田一輝が活躍


 3位は中央大。最終戦を迎えて唯一自力優勝の可能性があったが、最終戦で早稲田大に惜敗。2枚看板の小野寺翔平、浅津碧利、そして主将の橋本一輝が気迫のこもったプレーで優勝への思いを見せた。1点の厳しさを経験し、秋リーグでの雪辱を期す。
小野寺翔平(右)と浅津碧利


2022年春季関東学生卓球リーグ戦(1部)
令和4年5月11〜15日
所沢市民体育館、代々木第二体育館
【男子1部 順位】
1位 明治大学 6勝1敗
2位 早稲田大学 6勝1敗
3位 中央大学 5勝2敗
4位 専修大学 4勝3敗
5位 筑波大学 3勝4敗
6位 駒澤大学 3勝4敗
7位 法政大学 1勝6敗
8位 日本体育大学 0勝7敗
※1〜2位、5〜6位の順位は当該校間の直接対決の結果による

【個人賞】
殊勲賞 宮川昌大(明治大学)
敢闘賞 小野寺翔平(中央大学)
優秀選手賞 松田歩真(明治大学)
優秀選手賞 小野寺翔平(中央大学)
優秀選手賞 田原翔太(筑波大学)
最優秀ペアー賞 小野寺翔平・浅津碧利(中央大学)
最優秀新人賞 田原翔太(筑波大学)

取材=小畑賢二
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