世界卓球2025ドーハ(個人戦)が5月17日〜25日までカタールのドーハで開催される。ドーハでの開催は2004年以来2度目で、個人戦は今回が初開催。
大会最終日の5月25日(日)は女子ダブルス決勝が行われ、王曼昱/蒯曼(中国)がポルカノバ/スッチ(オーストリア/ルーマニア)にゲームカウント3対0のストレートで勝利し、初優勝を果たした。
▼女子ダブルス決勝
王曼昱/蒯曼(中国)
6,6,5
ポルカノバ/スッチ(オーストリア/ルーマニア)
世界卓球2025ドーハの最終試合に行われた王曼昱/蒯曼(中国) 対ポルカノバ/スッチ(オーストリア/ルーマニア)の女子ダブルス決勝は、ストレートで王曼昱/蒯曼が快勝し、初優勝を果たした。
第1ゲームの序盤はポルカノバ/スッチの国際ペアが王曼昱/蒯曼と互角に打ち合い、6-4とリードする展開。中国ペアの球威やコース取りにしっかり対応しているポルカノバ/スッチのプレーから競り合いが予想されたが、ここから王曼昱/蒯曼が威力と安定性の高い両ハンドの連係で7本連取で先制すると、第2ゲームも連取して優勝に王手をかける。
続く第3ゲームも、ポルカノバ/スッチがラリーで食らいつくが中国ペアの優位は変わらず、王曼昱と蒯曼が要所で強打を決めて国際ペアを引き離す。随所に好ラリーが繰り広げられた一戦だったが、終わってみれば王曼昱/蒯曼がストレート勝利で初優勝を決め、世界卓球2025ドーハのフィナーレを飾った。
この試合は女子シングルス決勝の後に行われ、王曼昱にとっては気持ちをつくるのが難しかったと思うが、シングルスでの惜敗を感じさせない集中力の高いプレーで優勝に大きく貢献し、2019年ブダペスト大会、2021年ヒューストン大会に続いて、自身三度目となる女子ダブルスのタイトルを手にした。
中国ペアには力及ばなかったポルカノバ/スッチも、長身ポルカノバの球威と小柄なスッチの早さのコンビネーションで強豪ペアを連破し、1969年ミュンヘン大会のマリア・アレキサンドラ/ハミルカ(ルーマニア)以来となるヨーロッパ選手同士ペアでの決勝進出を果たし、大会を大いに盛り上げた。
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WTT:https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=3108
(取材/まとめ=卓球レポート)




