世界のトップ選手が一堂に会し、数々の名勝負を生んだ世界卓球2025ドーハ。卓球レポートでは、この大会でプレーしたバタフライプレーヤーに、それぞれの視点から大会を振り返ってもらった。
今回は、世界卓球初出場ながら女子シングルス2回戦で強豪バトラ(インド)を破る健闘を見せた韓国女子の新鋭パク・ガヒョンに世界卓球を振り返ってもらった。
--初めての世界卓球には、どのような思いで、またどのような準備をして臨みましたか?
パク・ガヒョン 初出場ということで緊張もありましたが、世界水準の競技に学び、成長することに焦点を当てて臨みました。(大会を通じて)自分に足りない部分を明確に把握し、今後の成長の方向を見つけるよい経験になると信じていました。
準備は、守備選手とツブ高ラバーなどを使う異質型の選手に対しての分析と、フォアハンドドライブ、バックハンドドライブのパワー向上に重点をおいてトレーニングを行いました。
--韓国代表として世界卓球の舞台に立ったことについて、どのような心境でしたか?
パク・ガヒョン 幼い頃から、太極旗を胸に世界大会に出場することが私の夢でした。その夢が初めてかない、本当に大きな栄誉だと感じていますし、とてもうれしく思っています。
また、試合会場に立つと、「夢に向かって一歩踏み出せたんだ」と実感し、胸が高鳴りました。とても貴重な経験でした。
--2回戦ではインドの強豪バトラ選手にストレート勝ちを収めました。ご自身のプレーでどのような点が良かったと思いますか?
パク・ガヒョン ツブ高ラバーに対してうまく適応でき、続くバトラ選手の攻撃に対しても、うまくブロック処理できました。思っていた以上に体の動きも軽く、相手のボールへの予測や、自信を持った攻撃がしっかり決まり、勝利することができました。
--今大会を通じて感じた自身の成長と、新たに見つかった課題を教えてください。
パク・ガヒョン 大会前は「うまくやれるだろうか」と心配もありましたが、1ポイント取り、1試合勝つごとに「私もできる」という前向きな気持ちが芽生えてきました。新しい環境と強い選手と対戦すること自体が今後の成長にとって大きな糧になると感じています。
サービスやレシーブで変化をつけられるような展開力やフィジカルの強化、そして、コース取りの多様性も、これからの練習を通じてさらに磨き、今後はもっと良いプレーをお見せできるよう努力していきます。
--今後の目標を教えてください。
パク・ガヒョン 最終目標は次のオリンピックに参加し、良い成績を收めることですが、現在はさまざまな国際大会で良い結果を出して世界ランキング30位以内に入ることを目指しています。
(取材/まとめ=卓球レポート)




