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世界卓球2025ドーハ 
アブデル アジズが振り返る世界卓球

 世界のトップ選手が一堂に会し、数々の名勝負を生んだ世界卓球2025ドーハ。卓球レポートでは、この大会でプレーしたバタフライプレーヤーに、それぞれの視点から大会を振り返ってもらった。
 今回は、男子ダブルスでエジプト勢、また、アフリカ勢として初のベスト8に入ったアブデル アジズ(エジプト)の言葉を紹介する。

--初めての世界卓球でしたが、どのような目標を持って臨みましたか?

アブデル アジズ 今回が初めての世界卓球で、他の大会とは雰囲気などが全然違うので、とにかく1試合1試合に集中してこのような大きな大会で自分のベストな卓球を見せることを目標にしていました。

--シングルスでは1回戦で林高遠(中国)に2対4で敗れましたが、内容的には手応えを感じた場面もあったと思います。どのような試合でしたか?

アブデル アジズ とてもタフで質の高い試合でした。試合前は「初戦の組み合わせとしては最高ではないかもしれないけれど勝てると感じているし、相手は関係ない」と言い聞かせました。
 そして、試合は本当に接戦で、ゲームカウント2対2になって、第5ゲームも5-1でリードしていましたが、勝つことはできませんでした。
 しかし、この試合から多くのことを学び、今は今大会で見せたレベルよりもさらに高いところへ到達できると信じています。



--男子ダブルスでは、1回戦でレベテス/ヴェパ(スイス)に逆転勝ちを収めると、2回戦では林鐘勳/安宰賢(韓国)に金星を挙げました。エジプトペアのどのような点がよかったと思いますか?

アブデル アジズ 初戦でスイスペアに逆転できましたが、私たちは過去2年間多くの大会で一緒にダブルスを組み、WTTで良い結果も残せていたので、どのペアにも勝てる自信がありました。

--3回戦では国際カットペアのワン・ヤン/ANGELAKIS(スロバキア/ギリシャ)をストレートで破りベスト8入りを決めました。世界卓球ベスト8という結果についてはどのように感じていますか?

アブデル アジズ ダブルスでこのラウンド(準々決勝)に到達した初のアフリカ、アラブ勢になったので、とても驚きましたし、次の試合で世界卓球のメダルをかけて戦えるのは夢のようでした。
 そして、もしメダルを獲得できればエジプト史上初となるのでうれしかったですし、勝ちたかったですが、かないませんでした。優勝した日本ペア(篠塚大登戸上隼輔)は連係も良く、とても強かったですね。

--今後の目標をお聞かせください。

アブデル アジズ ダブルスだけでなく、シングルスでも、昨年よりかなり良いプレーができたことに成長を感じたので、このレベルを維持してトップレベルに到達したいです。現在の世界ランキングが58位(2025年第25週現在)なのでトップ20に入ることと、次のアフリカ選手権大会男子シングルス優勝が次の目標です。
 そして、今は、自分はトップ選手と真っ向勝負できると感じていますし、そのために努力してエジプトに最高の結果をもたらしたいです。



(取材/まとめ=卓球レポート)

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