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2025年全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部) ~松島美空が5連覇でホープス女王に。カブは松島愛空、バンビは鈴木菜月が初V~

 令和7年7月25~27日までグリーンアリーナ神戸(神戸総合運動公園内体育館/兵庫)で、全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)が開催中。3つのカテゴリーでそれぞれチャンピオンが決まるこの大会は、将来有望な選手たちがしのぎを削るハイレベルな大会となっている。トップ選手への登竜門とも言えるこの大会には今年も注目が集まっている。
 最終日は、各種目で準々決勝〜決勝が行われ、女子は3人のチャンピオンが誕生した。

【ホープス女子】松島美空が5連覇

5試合オール3対0で完勝優勝のV5

攻撃の厳しさ、ミスの少なさでホカバ有終の美を飾った

昨年のカブ王者の鈴木はラリー戦に強さを発揮して決勝進出

榎本は完成度の高いプレーで2年連続の表彰台

三木は準々決勝で髙橋をストレートでくだし4強入り

▼ホープス女子準々決勝
松島美空(田阪卓研) 2,5,6 赤川結愛(相模原ジュニア)
三木梢愛(岸田クラブ) 9,10,6 高橋紅葉(TIT)
鈴木希華(マイダス) 9,10,6 武田菜知(レインボー)
榎本和奏(貝塚卓球アカデミー) 5,7,7 岡田結愛(OKATAKU)

▼ホープス女子準決勝
松島美空(田阪卓研) 0,6,5 三木梢愛(岸田クラブ)
鈴木希華(マイダス) 6,-10,-3,9,4,2 榎本和奏(貝塚卓球アカデミー)

▼ホープス女子決勝
松島美空(田阪卓研) 2,3,9 鈴木希華(マイダス)

 ホープス女子決勝は、2年前のカブ決勝と同カード、優勝候補筆頭の6年生の松島美空に昨年のカブ王者で5年生の鈴木希華が挑む形になった。
 バンビの部から4連覇中の松島美空は持ち前の質の高いサービス・レシーブ、攻撃初手の厳しさに磨きをかけて、5年生の鈴木を圧倒。2回戦からオール3対0という完璧な結果で5連覇を達成した。これは女子では福原愛の7連覇に次ぐ記録となる。
 一方、ラリー戦では抜群の強さを発揮して榎本との接戦を制した鈴木だったが、決勝では実力を発揮するに至らなかった。
 3位の榎本和奏は、バランスの良いプレーで準決勝で鈴木に2対1とリードしたが、攻めきれずに2年連続の決勝進出はならなかった。三木梢愛は思いきった攻撃で、準々決勝で髙橋に快勝し表彰台に登った。

【カブ女子】松島愛空が初優勝

松島愛空が初優勝を決めて姉妹V

決勝もメリハリの利いた落ち着いたプレーでストレート勝ち

決勝までオール3対0の快進撃を見せた加藤
西見は両ハンドの攻撃力の高さで2年連続の表彰台

ラリー戦を粘り強く戦った西尾が4強入り

▼カブ女子準々決勝
西見穂香(ピンポンハウス徳山) 7,3,6 平賀春香(光香TTC)
松島愛空(田阪卓研) 7,3,6 川口あさひ(偉関TTL)
加藤このみ(マエタク) 6,8,3 西面美咲(田阪卓研)
西尾友利(石田卓球クラブ) 1,-9,6,-4,6 平鈴莉空(国井興業 Kid's)

▼カブ女子準決勝
松島愛空(田阪卓研) -6,11,11,7 西見穂香(ピンポンハウス徳山)
加藤このみ(マエタク) 6,6,4 西尾友利(石田卓球クラブ)

▼カブ女子決勝
松島愛空(田阪卓研) 10,6,8 加藤このみ(マエタク)

 カブ女子は、松島愛空と加藤このみの、一昨年のバンビの部準決勝と同カードとなった。一昨年は松島が勝っているが、この試合は競り合いとなった1ゲーム目を松島が取ると、その勢いのままに小学4年生とは思えない緩急を使った巧みな攻撃でストレート勝ち。うれしい初優勝を決めた。
 加藤は昨年のベスト8から躍進。ラリー戦にも強く攻撃力も増してきた。
 3位にはピッチの速いラリー戦が光った西見穂香と、安定したプレーで初の4強入りを決めた西尾友利が入った。

【バンビ女子】鈴木菜月が優勝

第1シードの鈴木がオール3対0で初優勝

両ハンドのバランスの良さ、完成度の高さで頭一つ抜け出ていた

島は全身を使ったプレーで決勝進出

上村はフォアハンドの強打が光った

森本は多彩なバックハンドで表彰台

▼バンビ女子準々決勝
鈴木菜月(マイダス) 7,3,5 櫻井花凛(大宗クラブ)
上村瑛美(神戸TC) 7,-7,8,6 津村春乃(稲葉山TC)
島佳穂(樋ノ口SC) 9,13,5 中田凛(OverLight)
森本夏愛(Tortoise) 8,4,9 打田真紀(冠雲クラブ)

▼バンビ女子準決勝
鈴木菜月(マイダス) 13,4,5 上村瑛美(神戸TC)
島佳穂(樋ノ口SC) 7,8,4 森本夏愛(Tortoise)

▼バンビ女子決勝
鈴木菜月(マイダス) 6,6,7 島佳穂(樋ノ口SC)

 バンビ女子は、第1シードの鈴木菜月が、バンビながら完成度の高いプレーで2回戦からオール3対0で完勝。バンビの部の中では落ち着いたプレーぶりも目を引いた。
 2位の島佳穂は躍動感あふれるプレーで決勝まで勝ち上がった。3位には決定力の高いフォアハンドの上村瑛美と、バックハンドの技術が光った森本夏愛が入った。

詳しい大会の記録はこちら
公益財団法人日本卓球協会:https://jtta.or.jp/tour/30175

(取材=佐藤孝弘)



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