ケアリッツ・アンド・パートナーズ2025年度後期日本卓球リーグ埼玉大会が、11月12〜16日まで、埼玉県さいたま市のサイデン化学アリーナさいたまで開催。
大会最終日は女子1部の第6戦、第7戦(最終戦)が行われ、デンソーポラリスが優勝を果たした。
【優勝 デンソーポラリス】
女子1部は、5勝2敗でデンソーポラリス、サンリツ、レゾナック、中国電力ライシスの4チームが並ぶ大混戦の中、各試合の勝敗数で上回ったデンソーポラリスが制した。
全勝がいなくなった最終の第7戦で、ここまで4勝2敗のデンソーポラリスは、5勝1敗のレゾナックと対戦。優勝するには勝利はもちろんのこと、敗戦を極力抑えるのが必須の中、トップで橋本が出澤とのエース対決を制すと、2番で野村が出雲との速攻対決に完勝して勝利に王手をかける。続く小畑/菅澤のダブルスも勝利し、前期全勝優勝のレゾナックに3対0のストレートで快勝。デンソーポラリスとレゾナックが5勝2敗で並ぶ中、優勝の行方は最終戦まで5勝1敗のサンリツ対4勝2敗の中国電力ライシスの結果にゆだねられた。
勝てば文句なしの優勝が決まるサンリツは、1対1で迎えたダブルスを物にして王手をかけたが、4番、5番が相次いで敗れて敗戦。この結果により、5勝2敗でデンソーポラリス、サンリツ、レゾナック、中国電力ライシスの4チームが並んだが、勝敗数で上回ったデンソーポラリスがリーグ王者に輝いた。
デンソーポラリスは2023年前期以来となるリーグ制覇を達成。今年に入ってからは、全日本実業団、全日本団体に続くビッグタイトル獲得となった。
■デンソーポラリス・井上明監督のコメント
各チームの力が拮抗し、5勝2敗でならんだ中、なんとか切り抜けたという感じですね。実業団も全日本団体も両方ともぎりぎりのところを勝ってきていますので、それがある意味、力になって生きたのかなと思います。
(サンリツ対中国電力ライシス戦を待つ間は)結果を待つしかないので、リラックスして待っていました。ただ、今後は他力本願ではなく、自力で勝って優勝したいとみなで話していましたね。
(レゾナック戦は)オーダーが良かったというのはありますが、前期では完敗している強いチームなので、まさか快勝できるとは思っていませんでした。
ぎりぎりのところをずっと勝ち抜けてきて、チームでどうやって3点を取るかを言い続けてきたものですから、そこはチームとしてまとまって戦えたのかなと思います。誰かが負けても誰かが勝って、とにかく3点を取ろうと言い続けた結果かなと思います。
次の目標はファイナル4(日本リーグプレーオフ)です。うちは過去に優勝したことがないので、年始からファイナル4優勝だけを目指してやっていこうといってきたので、頑張ります。
【2位 サンリツ】
【3位 レゾナック】
サンリツは最終の第7戦で中国電力ライシスに勝利すれば優勝という状況の中、2対3で競り負けて無念の2位に終わった。1対1で迎えたダブルスを取り、優勝を大きくたぐり寄せたかに見えたが、それがプレッシャーになったのか、4番で永尾が枝廣にゲームオールで競り負けると、ラストの三村も中森に敗れて優勝には届かなかった。
最終日まで5戦全勝で首位を走っていたレゾナックは、最終日に2敗を喫し、前期に続く連覇ならず。デンソーポラリスとの最終戦は、出澤と出雲を前半に起用し、橋本に分の悪くない芝田を4番に置いて勝負をかけたが実らなかった。
【女子1部の最終順位】
1位:デンソーポラリス(5勝2敗)
2位:サンリツ(5勝2敗)
3位:レゾナック(5勝2敗)
4位:中国電力ライシス(5勝2敗)
5位:十六フィナンシャルグループ(4勝3敗)
6位:愛媛銀行(2勝5敗)
7位:愛知工業大学(2勝5敗)
8位:神戸松蔭大学(0勝7敗)
詳しい記録はこちらから
日本卓球リーグ実業団連盟外部サイト(Labo live):
https://score.labolive.com/game/jttl-2025-second/match
(取材=卓球レポート)




