令和8年7月24~26日までグリーンアリーナ神戸(神戸総合運動公園内体育館/兵庫)で、全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)が開催中。3つのカテゴリーでそれぞれチャンピオンが決まるこの大会は、将来有望な選手たちがしのぎを削るハイレベルな大会となっている。トップ選手への登竜門とも言えるこの大会には今年も注目が集まっている。
最終日は、各種目で準々決勝〜決勝が行われ、男子は3人のチャンピオンが誕生した。
【ホープス男子】小林俊晴が初優勝
▼ホープス男子準々決勝
仲本楓翔(関西卓球アカデミー・大阪) 3,8,6 デッラスポレティーナ絆(松生TTC・三重)
姚梓聡(姚JTC・愛知) 10,8,-8,7 尾形栄虎(eスマイル・兵庫)
樽井陸(イトウTTC・香川) -8,7,-13,11,5 金稲実(仙台大学ジュニア卓球クラブ・宮城)
小林俊晴(21クラブ・三重) 3,10,6 松山佳聖(Y.Y LINK・岡山)
▼ホープス男子準決勝
仲本楓翔(関西卓球アカデミー・大阪) 7,6,10 姚梓聡(姚JTC・愛知)
小林俊晴(21クラブ・三重) -8,-8,5,9,6 樽井陸(イトウTTC・香川)
▼ホープス男子決勝
小林俊晴(21クラブ・三重) 8,-8,7,2 仲本楓翔(関西卓球アカデミー・大阪)
ホープス男子決勝は、昨年、準々決勝で惜しくも敗れ表彰台を逃した小林と、2年連続で決勝進出を果たした仲本の6年生対決となった。お互いに勝てば初優勝という、両者気迫のこもった対戦は、安定性重視のラリーから好機を狙う仲本と、同じくラリー巧者ながら、先手を取って攻める小林という図式で、小林の攻撃力が仲本の固い守備を打ち破り、小林が初優勝を決めた。
敗れた仲本も小学生離れしたラリー運びは昨年からより強化されてきたが、優勝には一歩届かなかった。
昨年のカブ王者の姚梓聡は3位。カブ2連覇の樽井も2対0から小林に逆転を許し、3位に終わった。
【カブ男子】井上奏太が初優勝
▼カブ男子準々決勝
相原志綸(Y.Y LINK・岡山) 3,-7,8,7 小寺優太(神卓球強化塾・大阪)
倉林護(TTS OHANA・埼玉) 8,-9,7,10 李天翔(Dream卓球クラブ・大阪)
井上奏太(野幌クラブ・北海道) 5,5,3 松本康希(ばらの町卓球場・広島)
茂田悠稀(たなかクラブ・神奈川) -9,6,8,7 權田賢輝(ピンテック・愛知)
▼カブ男子準決勝
倉林護(TTS OHANA・埼玉) 10,-4,8,8 相原志綸(Y.Y LINK・岡山)
井上奏太(野幌クラブ・北海道) 9,10,4 茂田悠稀(たなかクラブ・神奈川)
▼カブ男子決勝
井上奏太(野幌クラブ・北海道) -11,8,9,-12,8 倉林護(TTS OHANA・埼玉)
カブ男子は、昨年のバンビ優勝者で第1シードの植原渉(羽佳卓球倶楽部・東京)が3回戦で相原志綸(Y.Y LINK・岡山)に敗れた。その相原を準決勝で競り合いの末に破った倉林と、同じく準決勝で第2シードの茂田を破った井上との対戦となった。
アグレッシブなプレーで先手を取る倉林に対して、井上はメリハリの利いた攻守で対抗。倉林が2つのジュースを制して、ゲームオールにもつれるも、最後まで落ち着いてプレーした井上が初優勝を決めた。
2位の倉林は勝負どころでの強打が光った。
3位は植原をストレートで破る強さを見せた相原と、センスを感じさせるプレーを見せた茂田が入った。
【バンビ男子】川嶋崇煌が優勝
▼バンビ男子準々決勝
川嶋崇煌(川嶋ジュニア・大阪) -11,4,-4,7,7 中元晃貴(マイダス・埼玉)
鈴木勇翔(マイダス・千葉) -3,6,7,10 佐藤朱鳥(秀卓会・群馬)
小寺正太(神卓球強化塾・大阪) -9,12,-9,2,5 呂承霖(蓮田ジュニア・埼玉)
氏平尚志(Y.Y LINK・岡山) 6,5,7 柴田煌心(STライトニング・富山)
▼バンビ男子準決勝
川嶋崇煌(川嶋ジュニア・大阪) 8,-8,-6,8,5 鈴木勇翔(マイダス・千葉)
氏平尚志(Y.Y LINK・岡山) -10,2,8,7 小寺正太(神卓球強化塾・大阪)
▼バンビ男子決勝
川嶋崇煌(川嶋ジュニア・大阪) 8,7,10 氏平尚志(Y.Y LINK・岡山)
バンビ男子決勝は、第1シードの川嶋と第2シードの氏平という順当なカードとなった。川嶋は日本式ペンホルダー裏面ドライブ型で、独特なしゃがみ込みサービスからの3球目で得点を重ねてストレート勝ち。
2位の氏平はサウスポーらしいサービスからの回り込みフォアハンドの3球目攻撃が光ったが、1歩及ばず。
3位の鈴木は川嶋とのペンホルダー対決に惜しくも競り負けた。小寺はセンスフルなプレーが光ったが、氏平とのサウスポー対決に敗れベスト4となった。
詳しい大会の記録はこちら
公益財団法人日本卓球協会:https://jtta.or.jp/tour/35605
(取材=佐藤孝弘)




