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草創期
1946-1949
株式会社タマスの歴史は、1946年に東京から西に800kmの山口県柳井町に設立されたスポーツ用品の小売店から始まる。第二次世界大戦が終わり、卓球選手の田舛彦介が卓球を再開。彼の地元で、スポーツ用品のニーズが高まったことを受け、スポーツ用品の卸・小売を始めた。
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1946
「タマス運動具店」を開業
スポーツ用品のニーズの高まりを受け、山口県柳井町に 田舛彦介が、父義一とともに「タマス運動具店」を開業。 運動具全般の地方卸を始める。生家の菓子屋「天狗堂」 を改装してのスタート。 -
1949
タマス運動具店東京出張所を設立
事業が軌道に乗り、東京・杉並(現本社の近く)の土地を購入、タマス運動具店の東京出張所を設立 -
田舛彦介、全日本選手権大会混合ダブルスチャンピオンに輝く。以降はビジネスに専念するため選手を引退。
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ブランド
"バタフライ" 誕生1950
「もっと良いラバーを作りたい、何としても自分の手で理想の卓球ラバーを作りたい」。戦後、卓球を再開したとき、日本製のラバーに満足できず、進駐軍を通じて外国製ラバーをやっとの思いで手に入れた彦介は、そう考えた。その強い思いが、地方の卸売業から製造業への転身を決意させる。それが株式会社タマスの設立である。
ブランド名はバタフライ。強さを印象付ける他社のブランドとは異なり、卓球を連想させる、小さく軽快で敏捷なもののシンボルとして蝶が選ばれた。また、「バタフライ」には、プレーヤーを花にたとえ、花に仕える蝶のように誠実に働こうという願いが込められている。-
1950
株式会社タマス設立
12月19日、株式会社タマスを設立。初代社長に田舛義一、専務に田舛彦介が就任。他26名のメンバーでスタート
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成長期
1952-1961
卓球日本の躍進、卓球用具の革命(裏ラバー、スポンジの台頭)が後押しとなり、事業は順調に成長を遂げる。
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1952
現在の本社がある場所に土地を購入し、移転
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1953
創業の地である山口県から東京に家具製造業技術者を招き、ラケットの自社製造を本格的に開始
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1954
本社現在地にラケット工場建設。タマス最初の自社工場
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1954年から4回にわたって世界卓球アンケートを実施。世界選手権大会で各国主力選手の練習会場や宿舎を訪ね、各国の卓球人口、協会の活動状況などを調査。そして、自社の用具を試してもらい、使用用具に関する満足度や要望を調査。トップアスリートの要望に応える用具の開発と、世界におけるバタフライの認知拡大につなげた
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1956
東京支店を本社に変更。ラバー工場、本社事務所完成
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1957
卓球レポート創刊
初期の名称はバターフライレポート。タイプガリ版6ページ。無料。情報の少ない地方で過ごした田舛彦介は少年時代を回顧し、全国の卓球愛好者に世界の卓球情報を提供し、技術指導を行いたいという義務感から創刊を決意した -
1959
2代目社長に田舛彦介就任
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1961
ラバー貼りペンラケット『ビリーバ』発売。ロングセラーに。ビリーバとは当時彗星のように現れたブラジルの天才少年の名前
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多摩工場(ラケット工場)完成、操業開始
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卓球を変える
ブレークスルー1967-1993
『スレイバー』--選手に仕えるという一貫した思いが作り上げたラバー。のちに史上空前のロングセラー商品となる。選手がより良いプレーをするために、用具の研究開発をするという理念は、数多くのブレークスルーをもたらした。
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1967
『スレイバー』発売
シートに高弾性の合成ゴムを採用したことで、飛躍的な性能の向上を遂げた『スレイバー』を発売。当初、市場の反応は冷ややかだったが、ハンガリーなどヨーロッパを中心に徐々に評価が高まり、革新的なラバーとしての地位を確立してゆく -
現在も生産拠点として稼働する所沢工場が完成
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1972
高性能卓球専門シューズ『ラジアル』発売
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1973
ヨーロッパ地域の販売、ヨーロッパ市場の管理と工業所有権管理を目的として、西ドイツ(当時)メールス市にヨーロッパ現地法人「タマス・バタフライ・ヨーロッパ」設立
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1976
粘着性を備えた高摩擦ラバー『タキネス』発売
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1978
バタフライ初の特殊素材搭載ラケット『タムカ5000』シリーズ発売
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1983
バタフライ卓球道場オープン
用具販売で得られた利益を卓球界に還元したいという思いから、若い選手の修練の場として設立された、宿泊施設を備えた卓球場。これまで50以上の国・地域の選手が訪れ、国際交流の場としての場としても大きな役割を果たしている -
1993
『ビスカリア』発売
数あるアリレート カーボン搭載ラケットの原型となったラケット。今もなお世界中の多くのトップ選手が愛用し、実績を出し続けている
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リーディング
カンパニーとして1997-現在
『ブライス』『テナジー』『ディグニクス』に代表される革新的なラバーを発売。研究開発を重視した高品質・高性能な製品づくりというブランドの中核を確立する。また、数多くのトップ選手をサポートするなど、卓球界のリーディングカンパニーとしての役割を担っている。
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1997
世界初のハイテンションラバー『ブライス』発売
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2003
上海に中国現地法人「タマス・バタフライ・チャイナ」設立。中国市場の管理、販売、製品の製造を担う
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2004
創業者の田舛彦介が永眠。享年83才
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2007
ZLカーボン搭載第1号ラケット『アムルタート』『水谷隼』発売
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2008
スプリング スポンジを使用した『テナジー05』発売
高い回転性能とスピード性能を誇り、チキータやカウンターなど高度な技術を容易にした。世界選手権大会出場選手の半数近くが使用するモンスターラバーに成長した -
2009
韓国現地法人「タマス・バタフライ・コリア」設立
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2013
所沢工場に新しいラバー生産施設が完成
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2014
タイ現地法人「タマス・バタフライ・タイランド」設立
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所沢工場に新しいラケット生産施設が完成
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2018
本社新社屋完成
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2019
スプリング スポンジXを搭載した『ディグニクス』シリーズ発売
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2020
バタフライ卓球道場リニューアルオープン
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