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ドルトムント大会、女子の行方

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 前回大会の第50回世界選手権モスクワ大会(団体戦)の女子団体決勝は、中国対シンガポールの対決になった。中国は女王・張怡寧が欠場(事実上の引退)のため、同大会を若返りのきっかけにしようと考え、団体戦の初出場となった丁寧と劉詩雯の若手を積極的に起用した。

 決勝のシンガポール戦では、劉詩雯をエースにしたがえ、2番手で丁寧を使ったが、劉詩雯が2点、丁寧が1点を落としてシンガポールに敗れるという悪夢のような結末になった。

 中国から2点を奪った馮天薇を始め、シンガポールの選手は全員が中国からの帰化選手で、母国のナショナルチームを去った選手が世界一の座につくという、中国にしてみれば屈辱的な敗戦となった。

 あれから2年。馮天薇にはあのころの勢いがなくなりつつあるが、それでもシンガポールが中国の対抗馬であることに違いはない。中国にとってはシンガポールを倒して世界一に返り咲かなければ、あの悪夢が覚めないはずだ。

 シンガポールが2度目の奇跡を起こすのか。中国が圧倒的な勝利で2年越しのリベンジを果たすのか。熾烈な女の戦いが始まる。

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