森薗（右）は逆転勝利でベスト16入りを決めた 平成29年度全日本選手権大会は大会5日目がスタート。現在行われている女子シングルス5回戦では熱い戦いが繰り広げられているが、その中でも熱い試合となったのが森薗美月（サンリツ）対笹尾明日香（横浜隼人高）の試合だ。
試合は笹尾が2ゲームを連取する形となったが、森薗が第3ゲームから反撃。ラリー戦で打ち勝つ場面が増えて3ゲームを連取すると、ゲームカウント3対3で迎えた最終ゲームは序盤で笹尾を突き放して逆転勝利を収めた。
試合後、森薗は「新ランキングになって世界ランキングが100位以下に落ちて、自分はどうしても東京五輪に出たいのでワールドツアーで派遣されるためには、どうしてもベスト16に入らなければと思っていました。ベスト16を意識しすぎて固くなってしまったけれど、途中で切り替えて自分のプレーに徹することを考えてプレーできました」と、オリンピックへの強い思いを明かした。
森薗は次戦で松澤茉里奈（十六銀行）と対戦。全日本の舞台で躍進を遂げることはできるのか。オリンピックを目指す森薗の戦いにこのあとも注目したい。
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会：http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球（特設サイト）：http://www.japantabletennis.com/zennihon2018
卓レポ.comでは、連日の熱戦の模様をウェブサイトとツイッター（http://twitter.com/takurepo）で配信します。
全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号（2月20日発売号）に掲載します。
