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教えて!上D 第4回「高いボールをスマッシュするコツ」

現役トップ選手の中でも「教え上手」として名高い上田仁(岡山リベッツ)選手が、ツイッターで募集した卓レポ読者からの質問に答える「教えて!上D(ウエディー)」。今回は「高いボールをスマッシュするコツ」について、上Dが詳しくレクチャーしてくれました。

※本文の技術解説は右利きプレーヤーを想定しています

Q.高いボールをスマッシュする時のコツ

小学生を教えていますが、高い球(ロビングのような)をスマッシュする時のコツと練習方法を教えていただきたいです。(shinoさん)

A.ボールをつかむイメージでフリーハンドを上げて準備

 目線よりも高いチャンスボールを打つのが苦手という選手は、フリーハンド(右利きの選手の場合は左手)がうまく使えずに、ラケットだけでボールに合わせようとして、手が先に出てしまう傾向があります。
 フリーハンドを、飛んでくるボールをつかむイメージで高く上げて準備すると、そのフリーハンドがボールをインパクトする位置の目安になります。
 スイングは、野球のピッチャーがボールを投げるようなイメージで、ラケットを高く引いたところから、振り下ろすようにスイングすると、スムーズに体を使って打つことができます。

チャンスボールをスマッシュ


 相手にロビングを上げられて、背伸びをしても届かないような高いボールを打つ時は、バックスイングと同時に利き足(利き手が右手の場合は右足)を上げると、高い打球点でボールを捉えやすくなります。

 練習方法は、実際に練習相手にロビングを上げてもらうのが一番いいでしょう。ロビングは1球1球高さやバウンド位置、球質が異なるので、多球練習よりも1球で、実戦に近い形で練習することをお勧めします。
 ボールがバウンドする位置を予測して、しっかり足を動かして、打ちやすいところまで移動することを心掛けてください。

 また、ボールがバウンドしてから伸びる、曲がるなど変化することもあるので、そのような場合の対応力を上げるために、割れたボールでロビングを打ってもらうと、練習相手が変化を付けなくても、バウンド時に軌道が大きく変化するので、対応が難しくなります。このようなボールに対して、瞬時に合わせて打つ練習も有効でしょう。

ロビングに対するスマッシュ


上田仁選手への質問はツイッター(https://twitter.com/)でハッシュタグ「#教えて上D」を付けて、質問内容をツイートしてください。


まとめ=卓球レポート編集部

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