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【特別企画】オフチャロフのバックハンドサービス 
3球目のパターン③ ロングサービスからの3球目

 東京オリンピック男子シングルス銅メダルを筆頭に輝かしい成績を収め、今なお世界のトップで活躍するオフチャロフ(ドイツ)。オフチャロフといえば個性的なサービスの数々が印象的だが、中でも低すぎる構えから繰り出すバックハンドサービスは彼の代名詞だ。
 バックハンドサービスからの3球目のパターンを紹介する3回目は、ロングサービスからの3球目のパターンを解説してくれた。
※本文の技術解説は右利きプレーヤーをモデルにしています

相手が良いレシーブをしてきた場合を想定して
ロングサービスからの3球目の練習を行うことが大切

 一般的に、ロングサービスは相手を驚かせるために使うサービスで、私も相手の意表を突くことを主な目的としてロングサービスを出します。
 とはいえ、相手がロングサービスに対して良いレシーブをしてくることも多いでしょう。そのときにうまく対応できないとロングサービスの効果はもちろんのこと、ショートサービスの効果まで薄れてしまいます。
 このことを踏まえ、私はロングサービスを出した後、相手が万全の体勢でレシーブしてきたボールに対して両ハンドドライブで連打する練習をよく行います。この練習を行っておくことで、相手がこちらのロングサービスに対して良いレシーブをしてきても慌てずに対応することができます。

ロングサービスを出したら、原則としてクロスにレシーブが来るのを待つ

 私がロングサービスを出す場合は、第3回で紹介したようにクロス(右利きの相手のバック側)に出すことが多いですが、もちろんストレート(右利きの相手のフォア側)にも出します。どちらのコースにロングサービスを出した場合でも、相手は安定性を優先してクロスにドライブでレシーブしてくる可能性が高くなります。この傾向を踏まえ、ロングサービスをクロスに出した場合はバック側にレシーブが来るのを待ち、ロングサービスをストレートに出した場合はフォア側にレシーブが来るのを待って両ハンドドライブで攻撃することが、ロングサービスから3球目するときのセオリーです。
 代表例として、上回転サービスをクロスに出してからバックハンドドライブで3球目攻撃するパターンと、ストレートに出してからフォアハンドドライブで3球目攻撃するパターンの2つの連続写真を紹介します。サービスを出した後の台との距離や3球目のスイングなどを参考にしてください。

クロスへの上回転ロングサービスからのバックハンドドライブ


 このパターンでは、「サービスを出した後(写真2〜5)」と「打球前(写真6〜8)」の2段階でオフチャロフがステップバックしている点に注目だ。このように足を細かくステップバックさせることによって打球位置が正確になり、スイングするスペースも十分に確保することができる。
 細かいバックステップで打球準備したら、早い打球点を捉えてラケットを前方向へ振り抜いているところも参考にしよう(写真9〜10)。

ストレートへの上回転ロングサービスからのフォアハンドドライブ


 ストレートにロングサービスを出した後も、サービスを出した後は長いレシーブに備えて台から距離を取ることがポイントだ(写真2〜5)。
 台から距離を取って準備したら、フォア側に来たレシーブに対して腰を小さくひねった準備から(写真7)、早い打球点を捉えてフォアハンドドライブしているところを参考にしてほしい(写真8〜10)。特に、フォアハンドドライブはバックハンドドライブに比べると打球点が遅くなりやすいため、オフチャロフのようにコンパクトなスイングで早い打球点を捉えることを意識しよう。

(取材/まとめ=卓球レポート)

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