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全日本卓球2019 男子シングルスのベスト4が決定。張本、水谷が準決勝へ

丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催されている平成30年度全日本選手権大会。6日目は男子シングルスの準々決勝が行われ、ベスト4の顔ぶれが決まった。

張本が得意のストレート攻撃で吉村の足を止め、順当にベスト4へ

張本は超絶のストレートバックハンドドライブで優位に
吉村は張本の速さの前に十分な体勢で打てる機会が少なかった

試合を終え、お互いを称え合う二人

●男子シングルス準々決勝
張本智和(JOCエリートアカデミー)6、6、9、8 吉村真晴(名古屋ダイハツ)

 張本対吉村は、吉村が今大会好調なだけに好試合が期待されたが、張本の一方的な試合になってしまった。
 張本のストレートへのバックハンドドライブがくさびになって思い切って回り込めなくなった吉村は、動きや読みが中途半端になり、十分な体勢でスイングできない苦しい展開が続く。一方の張本は、ストレートを効果的に見せて吉村の動きを止めたことでプレーに余裕が生まれ、容赦なく鋭い両ハンドを打ち込む。結果、張本がストレートで吉村を圧倒し、ベスト4へ進出した。
「(張本は)自分のサービスに対して徹底的にチキータをしてきたので、本来はそれを狙っていくべきなのに、相手のチキータ対策に頭が一杯で次の戻りが遅くなってしまいチキータを狙うことができませんでした。チキータされたあとに必ず張本選手が攻撃してくるところで、自分はチキータされたボールをつないでしまった。自分の足を止められて、彼のすごさが全体的に現れた試合になってしまいました。(張本は)速さもあるなかでミスも少なく、打たれたときのボールコントロールが世界トップレベルの技術と感じている。バック対バックになったときに自分も押したりしたが、ゆっくり来たボールに対して自分が決めきれなかったりとか無理して回り込んで張本選手にフォアでやられたりしてしまった。今日の試合を振り返るとチャンスをつくったときにしっかり決められる決定力の差があると感じました」と敗戦後の吉村。


大島対田添の腕っぷし自慢強打者対決は、大島が完勝

大島が快速豪腕を生かし、ベスト4へ

田添も十八番の中陣バックハンドドライブで見せ場をつくったが...


●男子シングルス準々決勝
大島祐哉(木下グループ)2、8、5、4 田添響(専修大)

 ラリーに絶対の自信を誇る大島対田添の対決は、フットワークで勝る大島がラリーの先手を奪う時間帯が続き、田添にストレート勝ち。準決勝進出を決めた。強打者同士の対戦だけに会場がどよめくような激しいラリーが随所に見られたが、要所を大島がきっちり締めた。
 ここまで快進撃を続けてきた田添もトレードマークの中陣から放つものすごいバックハンドドライブで存在感を見せたが、大島にことごとく打ち返され、ベスト4はならなかった。

水谷対丹羽の天才サウスポー対決は、水谷が圧巻のプレーで完封勝ち

水谷が丹羽との天才肌サウスポー対決を突破

体がキレている水谷。V10しか視界にないだろう

丹羽は水谷にお株を奪われるようなカウンターに屈す


●男子シングルス準々決勝
水谷隼(木下グループ)11、8、7、10  丹羽孝希(スヴェンソン)

 このラウンドの注目カード、全日本チャンプ経験者同士の試合は、水谷が圧巻のプレーを見せてストレート勝ち。
 序盤は丹羽得意のカウンターが炸裂する場面も見られたが、中盤以降は、水谷が台上からうまくお膳立てし、丹羽のお株を奪うようなカウンタープレーを随所に決めて準決勝へ進んだ。
「1ゲーム目が勝負で9-5とリードしてましたが、そこから凡ミスが多くて自分のサービスから3球目で待っているところに来たバックハンドが入らなくてそのゲームを取られてから自分は迷ってしまった。リードされると思い切って攻められるのはわかっていたので、なんとしても1ゲーム目をとりかったのですが、自分の凡ミスが多かったのでそうなってしまうと勝つのは難しいですね」と敗戦後の丹羽。
 ストレート決着とはいえ、厳しく攻めたり厳しく攻められたりしても簡単にミスしない両者の試合は見応えがあった。


木造が速さで町を揺さぶり、完勝でベスト4へ

木造は台から離れず、前陣高速プレーを貫いた

町は木造の早い打球点とワイドなコース取りに最後まで悩まされた


●男子シングルス準々決勝
木造勇人(愛知工業大) 8、5、8、7 町飛鳥(シチズン時計)

 競り合いが予想された木造対町の試合は、予想に反して木造のワンサイドゲームになってしまった。
 木造は、ラインジングを捉えた両ハンドドライブを広角に打ち分け、町を揺さぶる。一方、町は動きが今ひとつ重そうで、木造の速いピッチに対し、手を出してなんとかボールをラケットに当てるというシーンが目立つ。この構図は終始変わらず、木造が町を圧倒し、ベスト4へ勝ち上がった。
「木造と本番で対戦したのは初めて。練習のときよりもスピードが速くてチキータも多用されて先手を取れず、サービスレシーブが全然だめで台から下げられてしまいました。それに加えて、第1、第2ゲームの相手のプレーが良くて、自分の中で今日はだめなのかなと思ってしまいました。ネガティブな感情をなんとか立て直せればよかったのですが、相手も崩れなかったので今日は苦しい試合でした」と町は敗戦後、悔しさをにじませた。

(文=猪瀬健治 写真=佐藤孝弘)


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詳しい試合の結果は大会公式サイトでご確認ください。
全日本卓球:http://www.japantabletennis.com/zennihon2019/

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