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梅村礼が見たジャパンオープン 男子シングルス決勝

元全日本チャンピオン、日本代表にして、現在はTBE(タマス・バタフライ・ヨーロッパ)に勤務し、世界の卓球事情に通じた梅村礼がジャパンオープンでの選手たちの戦いぶりを評する。林高遠と孫聞の2人の中国選手を破って決勝に進出した林昀儒の快進撃を止めたのは、馬龍、樊振東らが敗れる中、勝ち進んだ許昕となった。

男子シングルス準決勝

許昕(中国) 9,12,-8,3,8 林昀儒(中華台北)

 さすが許昕だと思ったのは、ちょっと出たボールやちょっと浮いたボールを確実に狙って仕留めてくるというところですね。そこはやはり中国人選手、特に許昕の強さと言えると思います。

 林昀儒は決勝で少し緊張しているように見えました。準決勝までとボールの走りが違いました。許昕はサービスの長さがハーフロングで、チキータレシーブしにくい、台の外からもドライブしにくい、ストップは出てしまう絶妙なサービスでした。一方の林昀儒は、準決勝までは完璧にコントロールしていたサービスが、甘くなっていて、要所で台から出たところを狙われてしまいました。

 林昀儒も許昕のドライブをバックストレート狙いでカウンターしていたのは利いていましたし、要所で彼らしいプレーも出て、序盤は競り合いになりましたが、バック側に回転量の多い山なりのボールを混ぜられたり、ツッツキを持ち上げさせられてカウンターを狙われるようになってからは、許昕のペースになってしまいました。速さには強い林昀儒ですが、回転の質や量で変化には対応に戸惑っている部分があるように見受けられました。

   許昕はオリンピックの前の年に、ワールドツアーとはいえ、決勝で外国人選手に負けられないというプレッシャーもあったでしょう。相当気合いが入っていましたね。
 林昀儒はオリンピックには中華台北のエース扱いで出てくるでしょうから、日本をはじめ、他国にとってはかなりやっかいな存在になってくると思います。1年後、パワーをつけて、鋭さを増した林昀儒を見るのは楽しみでもあり、怖くもありといったところですね。

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なお、詳しい試合の結果は大会公式サイトでご確認ください。
ITTF(国際卓球連盟):https://www.ittf.com/tournament/5005/2019/2019-ittf-world-tour-japan-open/
Seamaster 2019 ITTFワールドツアープラチナ ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯 札幌大会:http://www.japantabletennis.com/japanopen2019/

(取材=佐藤孝弘)

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