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第84回インド卓球選手権大会優勝 
グナナセカランのコメント

2023年3月20〜27日に開催された第84回インド卓球選手権大会の男子シングルスで優勝したグナナセカラン(インド)からコメントが届いた。2021年大会で初優勝したグナナセカランは、今回、2年ぶり2度目の優勝を果たした。

ーーインド選手権大会での2度目の優勝、おめでとうございます。あなたは第1シードであり、インド選手で最も世界ランキング高く、優勝が期待されていました。その中でのタイトル獲得はどのような心境ですか?

 ありがとうございます。優勝が期待されていたと思いますし、多くのプレシャーがありました。しかし、プレッシャーがかかった中で、非常によくプレーできたと思いますし、大会を通じて優位に立ち、高いレベルのプレーをすることができたので、とてもうれしいです。
 それから、自分の母が見に来てくれたインド選手権大会では初めての優勝ですし、結婚してから初の優勝でもありますので、特別にうれしいですね。

ーーインド選手権大会は1年に1度行われる大会で今回が84回目の開催でした。非常に伝統があり、インドの卓球選手にとって重要な大会だと思います。この大会のタイトルを獲得することは、あなたやインドの選手にとってどのくらい重要でしょうか?

 この大会は毎年、国内のトップ選手が出場する非常に重要な大会で、国内の選手にとって最も権威のある最高のタイトルのひとつです。また、他の国内ランキング大会と比較して、ランキングポイントが2倍になり、賞金も多くなります。今回、2度目のナショナルチャンピオンになれたことを本当にうれしく思います。この優勝は、国際大会でプレーする上での大きな自信を与えてくれました。

ーーインドでは、あなたのようなトップ選手たちの活躍に影響を受け、たくさんの子どもたちが卓球を始めていると聞いています。インドが団体戦や個人戦で世界のトップ10に到達するには何が必要でしょうか。

 確かにインドの卓球は大きく発展しています。卓球は、ここ数年、インドで最も進歩したスポーツのひとつだと思います。特にアジア競技大会が行われた2018年以降、私たちの勝利に多くの若者が刺激を受け、卓球を始めています。
 卓球がインドにおいてトップ10の人気スポーツであることは間違いありませんし、政府も私たちのスポーツを大いに奨励しています。しかし、(インドが卓球で世界のトップ10に入るためには)学校での普及、卓球文化の創造、インフラの充実、卓球への意識の向上などが必要です。

2018年アジア競技大会、男子団体準々決勝でインドは日本に勝利。
グナナセカランは2得点を挙げた(写真提供=ITTF)

男子団体で銅メダルを獲得したインド(写真提供=ITTF)


ーー2023年と2024年の目標を教えてください。

 今年2023年の目標は、シングルスで世界の25位以内に入ることと、アジア競技大会でメダルを獲得することです。
 来年2024年はシングルスで世界の15位以内に入り、パリオリンピックでのメダルを目指します。特に混合ダブルスは現在、世界ランキングが5位なので、大きなチャンスがあります。
 ベストを尽くしたいと思います。

技術特集 グナナセカランを徹底分析!

グナナセカランと対戦したトップ選手は言う。「特別すごいものはない。それなのに、気づくと沼に引き込まれている」。トップ選手たちをも誘い込んでしまうグナナセカランの「沼」とは一体どんなものなのか。この特別企画では、グナナセカランの強さについて、本人のコメントをもとに分析していきたい。(2021.5.12)
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