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ノジマTリーグ2025-2026プレーオフ 女子ファイナル
木下アビエル神奈川が日本生命レッドエルフを下して2連覇

プロ卓球 Tリーグ2025-2026プレーオフ 女子ファイナル
 2026年3月28日、ノジマTリーグ2025-2026シーズンのプレーオフファイナルが国立代々木競技場第二体育館(代々木第二体育館)で開催。
 2024-2025シーズン年間王者で今シーズン1位の日本生命レッドエルフに、レギュラーシーズン2位の木下アビエル神奈川が挑んだ。今シーズンの対戦成績は木下が4勝1敗と日本生命に勝ち越しており、この成績がファイナルにどのような影響を及ぼすのか、ファイナルで6度目の対決となる2強の争いが注目された。
 なお、両チームのレギュラーシーズンの勝ち点差が1ということで、日本生命のアドバンテージとして木下は3番に鄭怡静選手が出場するというオーダーを事前に開示した。

1番ダブルスは長崎美柚/張本美和が先取点
 ダブルスからスタートするTリーグ。日本生命はサウスポーの上澤杏音と元全日本ダブルス王者の笹尾明日香を起用。木下は今年の全日本優勝ペアの長崎美柚/張本美和をぶつけてきた。
 試合は立ち上がりから木下ペアが声を出して攻め込むが、日本生命ペアも負けじと打ち返してジュースに。18-18までもつれた展開で上澤がシュートドライブをぶち抜いて先行する。第2ゲームは木下ペアがガチンコで打ち合わず、クロスに散らして取り返した。
 ダブルスは3ゲームスマッチで、6-6から始まるのがTリーグのスタイル。両者ラリーを長引かせずに点を取りあり8-8となるが、ここから木下ペアがスパートをかけて、連覇に向けて貴重な先取点を挙げた。

全日本王者の長﨑(左)と張本が貴重な先取点

上澤(左)と笹尾は強打で押したが...

2番はエース対決で張本美和が早田ひなに競り勝って王手
 2番、Tリーグの代々木第二開催で最多となる3145人の観客が見守る中、日本生命は早田ひな、木下は張本美和というエース同士が実現した。
 立ち上がりは探り合って7-7となるが、早田が強い攻撃で押し込んで先行する。第2ゲームも小さい争いから早田が得点して2-5とするが、張本が踏ん張って広角に展開して1対1に。すると張本が先にかけてからの攻撃でこのゲームも連取した。
 ここで落とすとチームが苦しくなる早田。第4ゲームは捨て身の動きで攻め込んで、ゲームオールに持ち込んだ。
 シングルスの最終ゲームは6-6でスタート。立ち上がりから張本がスパートをかけて早田を防戦に追いやり、早くも木下が連覇に王手をかけた。

大注目のエース対決。大接戦で張本がスパートし、木下が王手

早田は追いすがるも、最後に振り切られた

3番、赤江夏星が鄭怡静に打ち勝って1点奪い返す
 3番、事前のオーダー開示で木下は鄭怡静の出場を示しており、日本生命は赤江夏星を当ててきた。
 立ち上がりは鄭怡静が先手を取るが、赤江がうまく止めて鄭怡静のミスを誘って先行する。続くゲームも攻める鄭怡静、かわす赤江の展開でジュースとなるが、鄭怡静がフォアを突いて奪い返した。
 第3ゲームは序盤からの打ち疲れか?鄭怡静に攻めのミスが出て、赤江がうまくフォアに動かして取り返すと、第4ゲームも赤江が両ハンド攻守で鄭怡静にミスさせて、日本生命がなんとか1点を返した。

赤江が鄭怡静の強打をかわして、日本生命が1点返す

鄭怡静は力強い攻撃で攻めるもうまく防がれた

4番は面手凜が平野美宇に大逆転勝利
 4番、日本生命は2月の世界卓球日本代表選考会で優勝した面手凜を投入。木下はキャプテンの平野美宇。
 試合の前半は平野の強さが際立った。立ち上がりから巻き込みサービスからのバックハンドで攻めまくる。硬さの見える面手を尻目に速さで押して、一気に2ゲームを連取した。
 第3ゲームに入ると少しずつ面手が平野の速攻を返し始めて8-8とすると、必死に打ち返してなんとか1ゲームを奪った。ようやく球が見えてきた面手。攻めの気持ちが出始めて第4ゲームも競り勝って、ゲームオールに持ち込んだ。
 最終ゲームは6-6から。平野が猛攻で9-6と決めにかかるが、面手が上から押し込んでジュースにもつれる。両者譲らぬ打ち合いとなるが、最後は面手の執念が上回り、まさかの大逆転勝利で、日本生命がラストに襷をつないだ。

面手が0-2からひっくり返し、日本生命が追い付いた

平野は猛攻を見せたが、まさかの逆転負け

ビクトリーマッチは平野美宇が早田ひなを下して木下が2連覇
 泣いても笑っても11本1ゲーム勝負のビクトリーマッチ。日本生命は早田ひな、木下は平野美宇という同級生対決での決着だ。
 2試合連戦となる平野だが、休憩を挟んで心と頭を整理。立ち上がりから得意の速攻で4-0として早田を追い込む。2敗できない早田も意地の粘りでジリジリ迫って7-7。どちらが勝つのかまったく分からない展開で8-8、9-9。ここで平野が早田のサービスを打ち抜くと、最後も平野が決めて早田に競り勝ち、木下アビエル神奈川が日本生命レッドエルフを下して、2年連続で年間王者に輝いた。

■プレーオフ 女子ファイナル
木下アビエル神奈川 3-2 日本生命レッドエルフ

1番 ○長﨑美柚/張本美和 2(-18,8,8)1 上澤杏音/笹尾明日香
2番 ○張本美和 3(-,7,8,7,-7,8)2 早田ひな
3番  鄭怡静 1(-9,10,-7,-8)3 赤江夏星○
4番  平野美宇 2(6,3,-8,-9,-16)3 面手凜○
5番 ○平野美宇 1(9)0 早田ひな

木下のキャプテン平野が速さで重圧を跳ね返した

早田は9本まで追いすがるも、あと1点が...

平野が早田を振り切って、木下アビエル神奈川が連覇

Tリーグ史上最長4時間越えの激闘を制してチームメートと歓喜の輪

詳しい記録はこちらから
ノジマTリーグ2025-2026プレーオフ 女子ファイナル
https://tleague.jp/schedule/detail.php?id=1277

(取材=卓球レポート:兼吉秀洋)



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