第53回全国高等学校選抜卓球大会が3月22~25日、新潟県のリージョンプラザ上越で開催。
選抜大会は新学期を間近に控えた1〜2年生による学校対抗の団体戦と、過去に選抜大会やインターハイ、全日本選手権大会などへの出場経験がない選手による男女シングルスが行われる大会だ。
大会最終日は、男子学校対抗の準決勝〜決勝が行われ、野田学園(山口)が第50回大会以来、3年ぶりの優勝を果たした。
男子学校対抗優勝 野田学園(山口)
▼男子学校対抗準決勝
愛工大名電 3-0 希望が丘
○原井 3(4,-9,10,9)1 森
○持田 3(9,2,5)0 石田
○持田/月原 3(7,9,3)0 森/浅見
月原 - 浅見
郡司 - 玉城
野田学園 3-0 遊学館
○岩井田 3(10,10,3)0 馬渕
○中城 3(7,5,8)0 太田
○岩井田/中野 3(5,2,7)0 馬渕/小野
中野 - 大角
島田 - 小野
▼男子学校対抗決勝
野田学園 3-1 愛工大名電
○岩井田 3(11,3,7)0 郡司
中城 2(9,-4,9,-7,-4)3 月原○
○岩井田/中野 3(-5,7,-9,7,11)2 持田/月原
○中野 3(6,-10,8,9)1 原井
島田 - 持田
男子学校対抗は野田学園が制し、昨年のインターハイに続いて全国タイトル連覇を果たした。
インターハイ制覇の原動力となった岩井田、中野、島田の1年生トリオに加え、全日本ジュニアで2位に入った中城の急成長でチーム力が夏よりさらに上がった感のある野田学園は、決勝まで危なげなく勝ち上がると、昨年優勝の愛工大名電と対戦。
トップはエースの岩井田が躍動感あふれる両ハンドで郡司をストレートで退け、野田学園が先制するが、2番は期待の1年生左腕・月原が思い切った両ハンドで中城との打撃戦を制し、愛工大名電が離されてなるものかと食らいつく。
大勝負になった3番のダブルスは、愛工大名電ペアが逃げ、野田学園ペアが追い付く展開でゲームオールジュースまで激しく競り合う一進一退の展開。5番にエースの持田を置くという、驚きのオーダーを組んできた愛工大名電に対し、野田学園としてはダブルスを落とすと勝利が危うくなるところだったが、「メンタルをしっかりつくってきた」と橋津文彦監督が自信をのぞかせたように、全日本男子ダブルス2位の実績を持つ岩井田/中野がこの土壇場でもひるまずに腕をしならせて持田/月原を振り切り、野田学園が王手をかける。
ダブルスを競り勝って流れをつかんだ野田学園は、4番で中野がファイター・原井を持ち前の力強い両ハンドで押しきり、優勝を決めた。
終わってみれば戦力充実の野田学園が制した形だが、ダブルスを落としていれば勝負はどう転んだか分からないスリリングな決勝だった。しかし、その勝機を譲らないところに、野田学園の強さが詰まっていた。
■野田学園・橋津文彦監督のコメント
もう今枝先生とは何回決勝しているか分からないですが、決勝のオーダーを見たとき、やってきた!と思いました(笑)。過去にそれぞれの選手が負けたことのある組み合わせで、「腹を決めてきてるな」というのが率直な感想です。
今大会に向けては、「メンタルをつくるのは技術だ」ということをテーマに臨みました。戦う前にメンタルをしっかりつくることが大切で、そのメンタルをつくるのは技術だということを、しつこくミーティングしました。その成果なのか、勝負どころでみんな臆せずプレーできていたと思います。
夏に続いての優勝で最幸です。次はインターハイ連覇ですが、今大会で、勝つことがやっぱり簡単じゃないということを再認識できたので、もっともっと強くならないといけないなと思っています。
男子学校対抗2位 愛工大名電(愛知)
第1シードの愛工大名電は、野田学園に敗れ、連覇ならず。2台進行で行われた4番、5番は、先に5番で持田が島田に勝利していたため、ダブルスを取っていれば、という試合だった。
連覇はならなかったが、野田学園に匹敵する強さを見せ、存在を大いにアピールした愛工大名電。名将・今枝一郎監督のもと、夏までのビルドアップに期待がかかる。
男子学校対抗3位 遊学館(石川)
男子学校対抗3位 希望が丘(福岡)
3位には、準々決勝で育英との大接戦を切り抜けた遊学館と、動きの良い選手をそろえ、ラリー戦に強さを見せた希望が丘が入った。
(取材=卓球レポート)
詳しい記録は全国高体連卓球専門部ホームページに掲載されています。
全国高体連卓球専門部外部リンク:
https://www.japantabletennis.com/AJ/sembatsu2025/




