初の世界卓球から100年を記念して開催された世界卓球2026ロンドン。今回も世界トップのチーム、選手が一堂に会し、数々のドラマが生まれた。
卓球レポートでは、この大会でプレーしたバタフライプレーヤーに、それぞれの視点から大会を振り返ってもらった。
初回は、世界卓球団体戦で26年ぶりのメダルを獲得したルーマニア女子をけん引したサマラのコメントを紹介する。
--今大会には、どのような目標を持って臨みましたか?
サマラ チームの最大の目標は、何よりもまず、グループリーグで良いプレーをすることでした。
私たちは中華台北、韓国、中国と対戦しましたが、中国戦は初戦ということもあり、非常に難しい試合になることは分かっていました。韓国戦と中華台北戦では、自分たちは勝てるという自信がありました。そして、申裕斌がけがで欠場していた韓国に勝利し、一歩ずつ前進していきました。鄭怡静が欠場していた中華台北戦でも私たちが勝つことができました。
--決勝トーナメント1回戦のオランダ戦では、リ・ジエに1対2から逆転しました。この試合の勝因は何だったと思いますか?
サマラ その時は、2015年のヨーロッパ選手権大会決勝で2対3の状況から逆転した時のことが頭をよぎりました。相手のボールにはうまく対応できていましたが、リ・ジエはもっと強く、もっとアグレッシブにプレーする選手であることを理解しておく必要がありました。重要な場面では、パニックにならずに戦術的にプレーするように心掛けました。
--クアラルンプール大会以来26年ぶり、ご自身としては初の世界卓球団体戦のメダル獲得を決めた瞬間の心境はいかがでしたか?
サマラ チームメートとスタッフ全員に、この結果に満足していることを伝えました。このメダルは私たちが心から欲していたものであり、このメダル獲得のために努力してきたからです。
2024年釜山大会では準々決勝で日本と対戦し、2018年ハルムスタッド大会では香港と、2014年東京大会ではシンガポールと、2008年広州大会は中国と戦い、そして今度はフランスとの対戦でした。これは、決して逃すことのできないチャンスでした。
--銅メダルという結果はルーマニアにとって大きな意味を持つと思います。このメダルが、ルーマニアの若い選手たちや卓球界にどのような影響を与えると思いますか?
サマラ 想像以上に素晴らしい反響がありました。あらゆる新聞やテレビが私たちのことを話題にあげ、帰国した時にはトレーニングセンターの子どもたち全員がお祝いしてくれたのです。
私たちはルーマニア卓球の歴史に名を刻むことができたと思います。
--今大会を通じて得られたものがあったら教えてください。
サマラ 夢を決してあきらめてはいけないということを学びました。26年間待ちわびていた世界卓球のメダルを獲得できたのですから!
--今後の目標を教えてください。
サマラ 2028年のロサンゼルスオリンピックに出場することです!
(取材/まとめ=卓球レポート)




