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日本一の練習 野田学園#8 時代に沿ったサービス・レシーブからの展開を強化!

 2025年のインターハイ(全国高等学校総合体育大会)と全中(全国中学校卓球大会)を制した野田学園中高卓球部(以下、野田学園)の練習を紹介する新企画がスタート!
 野田学園を率いる橋津文彦総監督が、日頃取り組んでいる練習の方法やその根拠、ポイントを包み隠さず教えてくれる。
 練習なくして、勝利なし。中高日本一を果たした野田学園の練習から、最強のメソッドを手に入れよう!
※本文の技術解説は右利きプレーヤー同士の練習を想定しています。

練習の狙い
今の時代の傾向を把握し
それに応じたサービスとレシーブからの展開を強化

 チキータ(台上のボールをバックハンドドライブする技術)が標準装備になった今の卓球では、相手のチキータを防いだり弱めたりできるよう、ショートサービスとロングサービスを出し分けるサービスの組み立てが求められます。
 具体的には、「相手のフォア前へのショートサービスとバック側へのロングサービス」が今の時代のサービスの組み立てのセオリーであり、実際の試合でも、このサービスの組み立てからの展開が7割から8割を占めます。そのため、フォア前へのショートサービスからの展開とバック側へのロングサービスからの展開の2つを磨くことは、サービスから得点するために必須です。
 その半面、レシーブに回ったときも、これらのサービスにうまく対応できないと、ラリーで優位に立つことは難しくなります。そのため、レシーブから主導権を握るには、フォア前に来るショートサービスと、バック側に来るロングサービスへの対応の強化が欠かせません。
 この傾向を踏まえ、今回は、実戦的なサービスとレシーブからの展開を強化するために野田学園で行っている練習メニューを紹介します。

練習内容
2つのコースへのサービスからフリーの練習


練習者Aがフォア前にショートサービスまたはバック側にロングサービスを出す。練習者Bが全面にレシーブしてからフリー。

練習のポイント
相手との駆け引きを意識する

 この練習は至ってシンプルですが、前述したように、試合の大半を占めるパターンです。そのため、この練習を行うと、試合で通用するようなサービスからの展開とレシーブからの展開を身に付けることができます。
 この練習を行う際は、なんとなくサービスやレシーブをするのではなく、「相手との駆け引きを意識する」ことがポイントです。「レシーバーはフォア前とバック側のどちらを待っているのか」「サーバーはフォア前とバック側のどちらにサービスを出してくるのか」など、相手が繰り出そうとしてくる手を読みながら練習を行うことが大切になります。
 試合では、ボールが来てから反応するのでは後手に回るケースが多々あります。例えば、レシーブでチキータする場合、サービスが来てからチキータをしにいくのでは質の高いチキータはできません。得点につながるようなチキータをするためには、「この場面で相手はフォア前にサービスを出してくる」と読み切った上で、相手がサービスを出すやいなやチキータしにいく決断の早さと動きの速さが必要です。そうした駆け引きの感覚を、この練習で磨いています。
 また、選手の陣容によって難しいチームもあると思いますが、この練習は、右利きの選手同士だけでなく、右利きの選手対左利きの選手、左利きの選手同士と、全ての組み合わせで行うことが理想です。



 次回は、チキータの質を高めると同時に、チキータへの対応力を高めるために野田学園で行っている練習を紹介します。お楽しみに!

↓動画はこちら

(取材/まとめ=卓球レポート)

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