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【特別企画】現代版ペンドラの教科書 
ダン・チウの裏面打法 
第7回 ドライブに対する裏面カウンタードライブ

 現代のペンドライブ型(ペンドラ)は、裏面にラバーを貼り、シェーク攻撃型のバックハンドのように裏面打法を使うことが必須になっている。
 そのオーソリティが、ダン・チウ(ドイツ)だ。強豪ドイツの中軸へと躍進を遂げたダンの正確無比なプレーは、今のペンドラが目指すスタイルの一つだ。
 この特別企画では、今やペンドラにとって必須技術である裏面打法をダン・チウが解説・実演してくれる。現代版ペンドラの教科書ともいえるダン・チウの裏面打法から、レベルアップのヒントを学び取ってほしい。
 第7回は、相手のドライブに対する裏面でのカウンタードライブを紹介する。
※本文の技術解説は右利きプレーヤーをモデルにしています

相手のドライブに押されないよう、打球時にラケットをしっかり握る

ダン・チウ 相手のドライブに対して、裏面でカウンタードライブするときは、台から少し距離を取ることがポイントになります。カウンタードライブは、前回紹介したブロックと比べるとスイングが大きくなるので、体の前にラケットを振るためのスペースをつくる必要があるからです。
 このポイントを踏まえ、相手のドライブをカウンタードライブするときは、台からやや長めに距離を取ることが先決です。台から距離を取って準備したら、ラケットを前方向へ振り抜いてカウンタードライブします。
 スイングでポイントになるのが、グリップ(ラケットの握り)です。その時々によって差はありますが、基本的にドライブは球威があるので、打球時にラケットをしっかり握っていないと、相手のドライブに押されてボールをコントロールすることができません。カウンタードライブを安定させるためには、打球時にラケットをしっかり握ることが大きなポイントになります。具体的には、ツッツキ(下回転のボール)に対する裏面ドライブと同じように、親指と中指でラケットをしっかり挟むようにして支え、人さし指をグリップ部分から少し浮かせるようにして握ってください。このようにグリップに力を入れて打球すると、相手のドライブの回転に押されにくくなるので、カウンタードライブが安定します。
 相手のドライブの回転量が多い場合と少ない場合とでスイングをどう調整するかは気になるところだと思いますが、今のプラスチックボールは回転が強くかかりにくいので、私がカウンタードライブするときは、ドライブの回転量についてはあまり気にせずスイングしています。
 とはいえ、前回のブロックでも述べましたが、カウンタードライブが成功するかどうかは、そのドライブの回転量やスピード、深さなどに慣れているかどうかが大きく関わってきます。したがって、カウンタードライブの精度を高めるためには、より多くの選手のドライブを受けることが大切ですし、初めて対戦する相手に対しては、ドライブの質をなるべく早く見極め、対応することが大切です。

ドライブに対する裏面カウンタードライブ



 ドライブが主流の現代卓球で勝つためには、相手が主導権を握ろうと繰り出してきたドライブに対して、カウンタードライブで攻め返すことが必須だ。
 ダン・チウが教えてくれたように、裏面でカウンタードライブするときは、台から少し距離を取ることが先決になる。上体の前傾を保って後ろへステップし、スイングするスペースをつくって準備しよう。
 台から距離を取り、ラケットの先を自分の方へ向けるように手首をしっかりひねってバックスイングしたら、ひねった手首を返しながらラケットを前方へ振り出し、ボールの正面より少し上を狙ってドライブをかけ返す。ダン・チウが挙げたように、打球時はドライブの回転に負けないようにラケットをしっかり握ることがポイントだが、ラケットをしっかり握るのは打球時だけで、それ以外は指から余計な力を抜くことを意識しよう。このグリップの力の入れ方のメリハリを意識することによって、手首や腕をスムーズに力強く動かしやすくなるので、カウンタードライブの精度が高まる。
 打球点はボールがバウンドしてから頂点に達するよりも前の早いところを狙おう。

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(取材/まとめ=卓球レポート)

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