第76回全日本実業団卓球選手権大会が、7月30〜8月2日まで、福井県福井市のセーレン・ドリームアリーナ(福井県営体育館)で開催。同大会は、全国の企業や市役所の卓球部の日本一を決める大会だ。
大会最終日は女子団体の準決勝から決勝までが行われ、十六フィナンシャルグループ(岐阜)が2019年以来となる優勝を果たした。
【優勝 十六フィナンシャルグループ】
▼女子団体準決勝の結果
十六フィナンシャルグループ 3-2 百十四銀行
鶴岡菜月 -5,7,-5,6,-6 大西○
○田村 -8,11,9,3 岡崎
○船場/山室 -9,9,11 大西/塩見
鶴岡美菜 -6,9,-9,-8 塩見○
○山室 7,-8,6,9 松澤
レゾナック 3-2 サンリツ
○原 7,7,4 三村
出澤 -7,12,-5,-0 牛嶋○
出澤/出雲 -10,-9 牛嶋/山﨑○
○横田 -4,9,8,9 白山
○出雲 5,9,4 山﨑
▼女子団体決勝の結果
十六フィナンシャルグループ 3-1 レゾナック
○田村 3,10,-7,8 出澤
○鶴岡菜月 -3,10,6,6 原
船場/山室 -8,-3 出雲/原○
○鶴岡美菜 7,10,7 出雲
山室 - 横田
実力伯仲の女子は、十六フィナンシャルグループが制し、2019年大会以来の優勝を果たした。
昨日行われた準々決勝で「組み合わせが出た時からポイントだと思っていた」と十六フィナンシャルグループの河田靖司監督が勝負どころとみていた中国電力ライシスに3対2で競り勝つと、準決勝で百十四銀行と対戦。この試合もラストまでもつれる接戦になったが、ラストでルーキーの山室が守備範囲の広いカットで松澤の攻めをしのぎきり、決勝進出を果たす。
前回2位で優勝の最有力候補、レゾナックとの決勝は、トップで田村がレゾナックエースの出澤の変化速攻を鋭い両ハンドで攻略し、先制パンチを浴びせると、続く2番の鶴岡菜月も持ち前の精度の高いバックハンドを軸に原を下して続き、優勝に王手をかける。
ダブルスは、出澤/出雲から出雲と原にペアリングを変えてきたレゾナックが取り返すが、4番で鶴岡菜月の妹、鶴岡美菜が会心の両ハンドで出雲をストレートで圧倒し、十六フィナンシャルグループが久しぶりの全国タイトルを手にした。
■十六フィナンシャルグループ・河田靖司監督のコメント
実感としては、ちょっと間が空いたので(優勝を)忘れかけていた感じですが、このところ少し低迷していたので、久しぶりの優勝で本当に嬉しいです。
組み合わせが出た時に、ポイントは準々決勝の中国電力ライシスさんでした。予選リーグは3試合あったので、そこに向けて、1番、2番で6人全員をシングルスに出すということは試合前から決めていました。それを踏まえて、中電戦にベストなオーダーで臨み、抑えることができました。すごく順調にいったかなと思います。ただ、準決勝の百十四銀行のダブルスが負けていたら終わりだったので、船場と山室が頑張ってくれたと思います。
今年は新人が3人(山室、鶴岡美菜、浅田)入って6人体勢になり、「必ず優勝できるメンバーだ」ということを、選手たちにずっと言ってきました。プレッシャーになると思いましたが、福井に来てからも優勝を狙えるとずっと言い続けて今日を迎えました。決勝点は鶴岡美菜が挙げてくれましたし、準決勝はラストで山室が勝ってくれた。浅田も良いプレーを見せてくれましたので、新人がしっかり活躍してくれました。田村も今年に入ってめちゃくちゃ頑張ってくれて、今大会も全勝と活躍してくれました。
これまで鶴岡菜月がチームの中心でしたが、彼女がけがで出られなかった時期が多く、そこから田村や妹の鶴岡美菜が出てきてくれて、どこからでも点が取れるチームになったかなと思います。
「優勝できる」の優勝は、ファイナル4(日本リーグプレーオフ)のことなので、この優勝を機に、前期日本リーグは5位だったので巻き返してファイナル4に出場し、優勝を目指したいと思います。
【2位 レゾナック】
【3位 百十四銀行】
【3位 サンリツ】
前回2位のレゾナックはサンリツとのラストまでもつれた準決勝をしのいで決勝に勝ち上がったが、新たな戦力が躍動した十六フィナンシャルグループに敗れ、昨年越えはならず。
決勝は、ダブルスのペアリングを出澤/出雲から出雲/原に変える大胆なオーダーで臨んだが、トップでエースの出澤が敗れ、勢いをつかめなかった。
予選リーグで前回優勝のデンソーを下した百十四銀行が大躍進の3位。単複で奮戦した岡崎と松澤に、左腕の大西、サンリツから新加入した塩見の布陣で強敵を連破し、大きな存在感を放った。
もう一方の3位は前回に続いてサンリツ。レゾナックとの準決勝では1対1で折り返した3番のダブルスを物にし、勝機をつかんだかに思われたが、4番、5番を連敗し、決勝進出を逃した。
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日本卓球協会内大会サイト:https://jtta.or.jp/tour/35606
(取材=卓球レポート)




