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全日本卓球選手権大会(団体の部) ~女子は星槎横浜が初優勝!高校生チームとしては史上初~


 令和8年度全日本卓球選手権大会(団体の部)が、10月23〜25日まで、宮崎県のKING Sports Park(宮崎市総合体育館)で開催される。同大会は、各カテゴリーのトップチームから男女それぞれ12チームが出場し、団体の日本一を争う大会だ。
 最終日の10月25日は、女子団体準決勝〜決勝が行われ、星槎横浜高校が高校生チームとしては史上初となる優勝を果たした。

▼女子団体準決勝
星槎横浜高校 3-2 中国電力ライシス 
○髙橋 8,4,-19,7 枝廣瞳
 牧野 -2,-6,9,-8 枝廣愛○
○藤本 -7,5,9,5 中森
 牧野 -10,-8,10,-4 枝廣瞳○
○髙橋 9,11,4 枝廣愛

サンリツ 3-0 デンソー 
○三村 9,9,7 小畑 
○牛嶋 9,7,9 吉本 
○山﨑 -4,5,3,-10,9 永尾
 牛嶋 - 小畑
 三村 - 吉本

▼女子団体決勝
星槎横浜高校 3-1 サンリツ
 牧野 -3,-9,9,3,-5 三村○
○髙橋 -9,5,4,4 牛嶋
○藤本 4,8,-7,5 山﨑
○牧野 -5,12,-8,6,12 牛嶋
 髙橋 - 三村

【優勝 星槎横浜高校】

高校生として史上初のチーム日本一に!

鋭い速攻でMVP級の活躍を見せた髙橋

夏よりも球威が増した両ハンドで、要の3番で勝利を重ねた藤本

牧野は勝ち星に恵まれなかったがエースとして奮戦

決勝は4番で牧野がここまでの不振を払拭する勝利


 女子は、インターハイ2位の星槎横浜高校が接戦の連続を切り抜けて頂点に立った。
 予選リーグで前回優勝のデンソーに3対1で競り勝ち、日本リーグの強豪・レゾナックにもストレート勝利で予選リーグを1位で通過すると、準々決勝(決勝トーナメント1回戦)で、全日本実業団を制した十六フィナンシャルグループとラストまでもつれる競り合いになるが、5番で1年生の髙橋が粘り強いカット打ちで山室のカットをゲームオールジュースで攻略し、最終日に勝ち残る。
 中国電力ライシスとの準決勝もラストまでもつれる接戦になるが、またしても髙橋が枝廣愛を下して守護神を務め、決勝進出。
 サンリツとの決勝は、トップで牧野が三村の速攻に競り負けるが、2番で髙橋がスマッシュを交えた見事なカット打ちでサンリツエースの牛嶋を下してすかさず追い付くと、3番で藤本が球威の増した両ハンドで山﨑を下し、王手をかける。2台進行となった4番、5番は、先に5番で髙橋が三村との前陣でのたたき合いに敗れ、勝敗は4番の牧野対牛嶋に委ねられる展開に。
 今大会は、ここまで連敗が続いていたエースの牧野だったが、粘り強く牛嶋のカットを打ち、反撃にもしっかり食らいついて、ゲームオールジュースで汚名返上の決勝点。星槎横浜が高校生チームとしては史上初の優勝を成し遂げた。
 
■星槎横浜高校・
渡邊隆司監督のコメント
 すごく嬉しいですし、本当に素晴らしい選手たちだったなと思います。
 予選リーグからデンソー、レゾナックという強豪だったんですが、初戦のデンソー戦の試合直前に、牧野から肩を痛めて出るのが厳しいという申し出があり、残りの3人(藤本、髙橋、村山)でオーダーを組むことになりました。エースが抜けた状態でみんなで頑張らないといけないと一致団結してデンソーに勝てたのがすごく大きくて、そこで勢いがついたイメージですね。
 接戦が多かったですが、試合ごとにヒーローが出ました。高橋がある程度勝つというのは計算はしていたんですけど、藤本が牧野の代役で出てデンソー戦で菅澤に勝ったり、準々決勝では高橋が山室にゲームオールジュースで勝ったり、決勝はあと1本取られたらという場面で牧野が頑張ってくれたり、本当にみんなが頑張ってくれました。
 Tリーグが始まって、うちの選手も起用してもらっているんですが、牧野がシングルスで勝利したり、ダブルスで牧野/櫻井が勝利したり、本人たちの自信はもちろんですが、一緒に練習しているチームメートにも、「自分たちもやれる」というような自信を付け始めていて、この1カ月、チーム全体がすごく成長している感じがあったので、全力で優勝を目指そうという話をみんなにして宮崎に乗り込んできました。
 選手たちはまだジュニアなので経験がない部分もあって、会場の湿気に悩まされていたんですけど、終盤に粘り強く競り勝った試合は実業団の選手にまさるような素晴らしい試合運びだったんじゃないかなと思います。
 今後は、全日本選手権ジュニアの部もそうですし、一般の部でもランクに入ったり、表彰台を目指すステージになってくると思うので、全日本選手権で結果を出せるよう頑張っていきたいと思います。


【2位 サンリツ】

初優勝を目指したが、わずかに届かず

鋭い速攻で勝ち星を重ねた三村

デンソー戦3番で決勝点を挙げた山﨑


【3位 中国電力ライシス】

3年ぶりの優勝を目指したが、星槎横浜に惜敗

主力として力を見せた枝廣愛


【3位 デンソー】

サンリツに敗れ、連覇ならず

永尾はポイントゲッターとして奮闘

 
 初優勝を目指して快調に決勝まで勝ち上がったサンリツだったが、星槎横浜の勢いにわずかに振り切られ、昨年に続いて2位に終わった。
 星槎横浜との決勝は、1対2とされてから2台進行で行われた4番、5番は、記録には残らないが先に5番で三村が会心の速攻で髙橋を下していたため、牛嶋が競り勝っていればという試合だったが、牧野にゲームオールジュースで競り負け、悲願の優勝はお預けとなった。

 3位の中国電力ライシスは星槎横浜をラストまで追い詰めたが、5番で枝廣愛が髙橋の思いきった速攻に振り切られ、決勝進出ならず。

 前回優勝のデンソーは、サンリツに敗れ3位に終わった。サンリツ戦では0対2とされ、3番の永尾で巻き返しを計りたかったが、山﨑の果敢な速攻に競り負け、連覇はならなかった。

詳しい記録はこちらから
日本卓球協会内大会サイト:https://jtta.or.jp/tour/35617

(取材=卓球レポート)



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