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全日本卓球選手権大会(団体の部) ~男子は協和キリンが2017年以来、9年ぶりの優勝!~


 令和8年度全日本卓球選手権大会(団体の部)が、10月23〜25日まで、宮崎県のKING Sports Park(宮崎市総合体育館)で開催される。同大会は、各カテゴリーのトップチームから男女それぞれ12チームが出場し、団体の日本一を争う大会だ。
 最終日の10月25日は、男子団体準決勝〜決勝が行われ、協和キリンが2017年以来、9年ぶりの優勝を果たした。

▼男子団体準決勝
ファースト 3-0 日鉄物流ブレイザーズ
○神 8,11,5 野田
○小林 11,5,-7,8 髙見
○松平健太 7,6,5 一ノ瀬
 神 - 髙見
 小林 - 野田

協和キリン 3-2 明治大学
○濵田 6,8,4 水谷
 松平賢二 12,9,-7,-8,-5 木方○
○宮川 6,8,9 芝
 濵田 5,8,-8,-7,-8 木方○
○松平賢二 6,-5,9,3 水谷

▼男子団体決勝
協和キリン 3-2 ファースト
 宮川 -8,7,-10,-11 小林○
○濵田 5,5,-9,11 高木和
 渡辺 -9,10,-13,9,-11 神○
○宮川 2,2,10 高木和
○濵田 10,6,10 小林

【優勝 協和キリン】

9年ぶりのチーム日本一を獲得!

エースとして奮戦した濵田

宮川は気迫でチームをもり立てた

決勝は惜敗も、安定した攻守を見せた主将の渡辺

プレーと采配でチームを引っ張った選手兼監督の松平


 男子は、協和キリンが準決勝、決勝ともにラストまでもつれる接戦を制してチーム日本一の栄冠に輝いた。
 準決勝の明治大戦は、1番で今大会エース起用の濵田、3番で宮川が勝利するも、明治大エースの木方に2点を奪われてもつれたが、5番で選手兼監督の松平が落ち着いたプレーで水谷を下し、決勝進出。
 この大会3連覇中のファーストとの決勝は、1番で宮川が小林の鋭い両ハンドに敗れるが、2番で濵田がベテラン高木和との激しい打ち合いを制して、すかさずタイに追い付く。
 タイムテーブルの都合からか、2番の試合途中から3番が2台進行になるという変則的な進行になったが、3番の渡辺対神が激しく競り合う間に、4番で宮川が高木和をストレートで下して王手をかけると、5番の濵田も小林をストレートで退け、3番を待たずに協和キリンが勝利を決めた。
 3番の決着が1番最後になるという異例の進行になり、最後は渡辺が神に惜しくも競り負けたが、それまでに3勝を挙げていた協和キリンが全日本実業団で惜敗したファーストにリベンジを果たし、福井で行われた2017年以来、実に9年ぶりとなるチーム日本一の称号をつかんだ。
 
■協和キリン・松平賢二選手兼監督
のコメント
 協和キリンに社名が変わってから優勝していなかったので、1つの目標にしていました。グランドスラムが1番の目標だったんですけど、全日本実業団でファーストさんに敗れて、みんな少し目標を見失っていたところがありましたが、これだけ歴史がある中で、(全日本団体は)協和キリンはそんなに優勝してないねっていうところはずっと言っていたので、みんなで勝ち取れたことは一つ大きかったですね。
 今回は、ジュニアナショナルチームや愛工大、野田学園、明治大と若手のホープたちとやることが多く、僕らは受け身に立ちやすいんですが、そこを受けずに向かっていくよう準備できたことが大きかったと思います。
 特に、ジュニアナショナルチームとの予選リーグの1番で濵田が大野くんにゲームオールで競り勝った試合が大きかったですね。あそこで濵田が負けていたら、乗れなかったと思いますし体力も使っていたと思うので、あの試合が今大会の1番の肝だったかもしれません。
 後期日本リーグのホームマッチは僕のせいで負けているし、(けがで休養中の)幸矢(宇田幸矢)も間に合うか分かりませんが、僕らは崖っぷちに立たされてから「できることをやろう」となった方が強い。今回の優勝で選手たちそれぞれに収穫があったと思うので、いろいろプラスに変えて頑張っていきたいですね。
 また、団体戦のタイトルはもちろんですが、来週は全日本社会人がありますし、全日本のシングルスでも協和キリンの選手たちが活躍するところをしっかり見せたいと思うので、この優勝を、そういうところまでつなげていきたいと思います。


【2位 ファースト】

協和キリンに競り負け、惜しくも4連覇ならず

ポイントゲッターとして活躍した小林

神は闘志みなぎるプレーでチームを盛り上げた


【3位 明治大】

協和キリンに惜敗も学生の力を見せて表彰台

切れ味鋭い両ハンドで協和キリン戦2点取りの木方


【3位 日鉄物流ブレイザーズ】

日の出医療福祉グループに打ち勝って3位

思い切った強打で勝利に貢献した野田

 
 4連覇を狙ったファーストは、協和キリンに競り負け、2位で今大会を終えた。協和キリンとの決勝ではトップで小林が幸先良く先制したが、2番で高木和が濵田との打ち合いに敗れると4番でも宮川に敗れ、流れを明け渡してしまった。

 明治大は、準々決勝でケアリッツ・アンド・パートナーズに競り勝って3位。協和キリンとの準決勝では木方が鋭い両ハンドで2点を奪い、気を吐いたが、あと1点届かなかった。

 もう一方の3位は日鉄物流ブレイザーズ。準々決勝で日の出医療福祉グループをストレートで下して準決勝に勝ち上がったが、ファーストにはトップでポイントゲッターの野田が神の気迫に敗れ、そのままストレートで押し切られた。

詳しい記録はこちらから
日本卓球協会内大会サイト:https://jtta.or.jp/tour/35617

(取材=卓球レポート)



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