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浜本由惟インタビュー

平成18年度全日本卓球選手権大会バンビの部優勝を皮切りに、平成21年度はホープスの部、平成22年度にはカデットの部(13歳以下)、そして、平成27年度にはジュニアの部で優勝と、全日本でカテゴリーのトップを走り続けてきた浜本由惟(木下グループ)。選考会で日本代表の座を勝ち取ると、世界卓球2016クアラルンプール(団体戦)に出場し、世界卓球デビュー戦を2戦2勝と白星で飾った。
昨年10月からスタートしたTリーグには、木下アビエル神奈川の一員として参戦。多彩なサービスと長身から繰り出す鋭い前陣両ハンドドライブを武器に、チームのレギュラーシーズン首位に大きく貢献した。
コート上では真剣な表情と迫力満点のプレーで威圧感すら感じさせる浜本由惟。しかし、ひとたび試合を離れると、表情は和らぎ、はにかみ屋の一面が顔をのぞかせる。今回は、そんな浜本由惟20歳にインタビューを行った。(取材=2018年12月10日)

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今シーズンはTリーグが主戦場となりました。初戦は快勝でスタートしましたね。

チームメートの皆さんがとても心強く、3対0で回ってきました。すごく緊張しましたが、いいプレーができたと思います。

Tリーグの印象を聞かせてください。

1試合1試合が最後の結果(プレーオフ進出)につながってくるので、毎回決勝のような雰囲気の中で、決勝のような気持ちで試合をしています。
多くのお客さんがいる中で、1台で試合をするのは、なかなかないことなので、緊張しますが、いい経験になっていると思います。

木下アビエル神奈川はどんなチームですか?

木下の総監督の邱建新さんと女子チームの監督の劉燕軍さん(オーストリア)の指導の下、すごくいい雰囲気のチームです。
練習時間は、日によって違いますが、だいたい午前中が9時半から12時、午後は3時半から6時が多いですね。6時以降も自主練習をすることがあります。また、練習場のすぐ隣にジムがあるので、そこでトレーニングをしています。

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ご自分のプレースタイルの強みや、これから強化したい部分を教えてください。

強みは、サービスと、守りのブロックです。強化したいのはレシーブです。チキータは回転がわからないサービスに対しても有効ですが、ストップはまだリスクを感じるので、そういうところが課題ですね。

2014年にドイツに渡った経験が生きていると聞きましたが。

すごく良かったです。(プレーに)迷いが少なくなりました。以前は、「この戦術を今使ってしまったら、後で効かなくなるんじゃないか」とか、先のことばかり考えてしまっていました。けれど、ドイツでプレーした経験を経て、迷わずに「今のプレー」に集中できるようになりました。
また、ドイツでは、卓球は卓球、私生活は私生活と、分けて考えられたのが良かったと思います。2017年の春に日本に帰ってきましたが、今度はTリーグという形で、また自分の転機になればいいかなと思います。

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今使っている用具はいかがですか?

私はサービスが得意なので、サービスを重視しています。今使っている特注ブレード(ZLカーボンシェーク/インナーファイバー®仕様)にフォア面『ディグニクス05』、バック面『ディグニクス80』の組み合わせは、サービスがすごく切れますし、フォアハンドは回転、バックハンドはスピードで勝負したい私には合っていると思います。

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浜本由惟:https://www.butterfly.co.jp/players/detail/hamamoto-yui.html


(取材=猪瀬健治、写真=岡本啓史)

『ディグニクス05』

浜本由惟選手のような回転とスピードを重視した攻撃的なプレーをハイレベルで求める選手にお勧めのラバーです。
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