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指導者から見たディグニクス その6(最終回) 
ラバーが打ち方を教えてくれる

 指導者としての実績を着実に積み上げながら、選手活動も続ける三田村宗明氏と、氏が代表を務める龍門卓球場に通う中高生の協力のもと、初中級者でも生かせるディグニクスの使い方と指導法をお伝えする特別企画。
 指導者編の最終回は三田村氏本人によるディグニクスについてのまとめだ。指導者として、選手として、これまでのラバーには感じたことがないというディグニクスならではの魅力を語る。

ディグニクスは、初心者の成長を助け
中上級者のタッチを補う

 ディグニクスシリーズを私自身が試打してみて、また、中高生に打ってもらってみて、ディグニクスというラバーに「新感覚」という印象を持ちました。ものすごい魅力的なラバーです。

 まず、指導者として感じたのは、ディグニクスは、中上級者だけでなく卓球を始めたばかりの小中学生にもお勧めできるラバーだということです。教える立場としてはいい意味で感覚が変わりますね。今までの教え方の常識を覆すようなラバーだと思います。
 回転をかける感覚を身に付けやすいディグニクスは、初心者の最初の関門である「ドライブ」=「自分でボールに回転をかける」を身に付ける上で、テナジー以上にお勧めできるラバーです。
 ドライブでもツッツキでもサービスでも、こうすれば回転がかかるという感覚は、シートの引っかかりがよいディグニクスだと非常につかみやすい。初心者の上達を支えてくれるラバーだと思います。
 さらに、ディグニクスは耐久性が高いので、コストパフォーマンスがいいだけでなく、長い間、変わらない感覚で打つことができるというメリットもあります。そうした部分で、最初からディグニクスに慣れていくのもいいと思います。

 また、選手として私自身がメリットを感じたのは、ディグニクスは普段あまり練習をしていない自分をカバーしてくれるラバーだということです。今は、指導者としての活動が9割なので、自分の練習に多くの時間を割くことはできません。
 練習していないと、微妙なタッチ(打球感覚)というのはどんどん落ちていきますが、ディグニクスはそうした部分を補ってくれます。全日本卓球選手権大会マスターズの部などに出場しているような方々が、「本当ならしっかり動いて強いボールを打ちたいんだけど、一本粘らなければ」という場面で、質の高いつなぎのボールが出しやすいラバーだと思います。年齢層がちょっと高めの方にもお勧めしたいラバーですね。

打ち方を教えてくれるラバー「ディグニクス」


 私自身は普段の生活の中で、さまざまな用具を試してみる時間はあまりありませんが、今回、ディグニクスの試打に時間を割いて、深く知ることができました。
 どうやって使ったらいいのかな、どうやって打ったらいいボールが打てるのかなと考えていると、ディグニクスは「こうやって使ってくれれば入りますよ」「こうやればいいがボールが打てますよ」という感じでラバーの方から教えてくれるので、自分が使う上でも子どもたちに教える上でもやりやすかったですね。

 ディグニクスシリーズを人間に喩えると、ディグニクス80はとげとげしい部分もあるけど優しい人、ディグニクス05は勝負しにくる強い人、ディグニクス64はこちらに合わせようとしてくれる柔らかい人という感じですね。僕自身の好みから言うとディグニクス80が好きですが、始めたばかりの選手にはディグニクス64をお勧めします。ディグニクス64は「もう少しこうやって打つといいよ」と優しく教えてくれるタイプのラバーなので、初心者に向いていると思います。

(取材/まとめ=卓球レポート編集部)

ディグニクスシリーズの詳しい製品情報は こちら

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