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夏に伸びる(第8回/全9回)

夏になると、学生の皆さんには、「夏休み」という重点的に練習できる絶好のチャンスがあります。夏をどのように過ごすかで、その後の卓球は変わってくるはず。夏を有意義に過ごすためには、どんなことに留意すればよいのかを、卓球レポート1995年8月号「特集 夏に伸びる(文=渋谷五郎)」より抜粋して紹介しましょう。第5回からは、春から卓球を始めた選手を念頭に、練習方法に触れています。夏は「大きく伸びるための基礎固め」として練習に取り組みましょう。 

台上処理の練習

 台上処理の上手下手は、そのままゲームに現われてしまう。
 台上処理の練習は、年齢的には早くから始めた方が良い。
 台上処理だけでなく、指、手先の感覚を大事にするようなボール捌きは、若いほど早くマスターできる。
 送球コース、長短、回転の変化、それぞれを組み合わせてボールを出してもらい、ラケット角度や感覚を磨くことだ。
 台上のボールは大きく動かなくても手が届いてしまうので、つい足の動きをおろそかにする危険性がある。
 動き方では、大きく動くよりむしろ微調整で細かく動く方が難しいと言える。
 ボールの落ちたところに応じて足を正確に踏み込んだり、左右に移動できるように練習する。
 そして、移動した足に体重を移動させることも忘れずに意識する。
 移動した足に体重を乗せないと、腰が引けてインパクトの力が弱くなるし、ラケット角度が上を向き、ミスにつながる。<第9回に続く
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