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日本一の練習 野田学園#11 
得点力倍増!回り込みの決定力を磨く!

 2025年のインターハイ(全国高等学校総合体育大会)と全中(全国中学校卓球大会)を制した野田学園中高卓球部(以下、野田学園)の練習を紹介する新企画がスタート!
 野田学園を率いる橋津文彦総監督が、日頃取り組んでいる練習の方法やその根拠、ポイントを包み隠さず教えてくれる。
 練習なくして、勝利なし。中高日本一を果たした野田学園の練習から、最強のメソッドを手に入れよう!
※本文の技術解説は右利きプレーヤー同士の練習を想定しています。

練習の狙い
バック側への回り込みフォアハンド攻撃を鍛える

 卓球の得点手段はいくつもありますが、そのうちの一つが、「バック側への回り込み」です。
 選手たちのバックハンド技術が大きく向上した今の卓球では、バック側に来たボールに対してはバックハンドで攻める機会が多くなっていますが、しかし、ここぞという場面では、バックハンドだけでなく、バック側に回り込んでフォアハンドで攻撃するパターンが不可欠です。バック側に回り込んでフォアハンドで攻撃することによってプレーのバリエーションが増え、相手にプレッシャーをかけることができます。その結果、得点力が高まります。
 そこで、今回は、バック側への回り込みを磨くために野田学園で行っている練習メニューを紹介します。

練習内容
バックハンドドライブから回り込んで
全面にフォアハンドドライブしてフリーになる練習


フォア前に来たショートサービスに対して、練習者はミドル(センターライン付近)にストップでレシーブした後、バック側に送られるツッツキ(下回転のボール)をバック側にバックハンドドライブする。次いで、バック側に送られるブロックをバック側に回り込んで全面にフォアハンドドライブしてフリーになる。

練習のポイント
低い姿勢を保って回り込み、
しゃがみ込むようなスイングでミドルを狙う

 この練習のポイントは、バック側に回り込む際に「低い姿勢を保つ」ことです。低い姿勢を保って回り込むと、ボールに目線が近づくので目測が正確になることに加え、自然と打球点が高く感じます。そうすると、高い打球点を目がけてラケットをしっかり振り抜くことができるので、打球の威力が増しやすくなります。このときのスイングは、しゃがみ込みながらスイングすることもポイントです。低い姿勢を保って回り込み、さらにしゃがみ込むようにスイングすることによって、低い軌道で鋭いボールを打つことができます。このとき、ボールを持ち上げるように極端に下から上方向へスイングしてしまうと、打球の軌道が高くなり、相手に狙われやすくなるので注意してください。
 打球するコースもポイントです。回り込んだら、基本的にはミドル(右利きの選手の右腰あたり)を狙います。そして、ミドルを狙うときは、しゃがみ込むようにスイングしながら「ボールの少し内側を捉えて打球する」ことを選手たちに意識させています。そうすると、打球の軌道が低く鋭くなることに加え、ボールにほんの少しシュート回転がかかり、右利きの相手のミドルに食い込むような軌道の打球になるので、得点につながる確率が高くなります。
 回り込んでフォアハンドドライブを打つときのコースとしては、ストレート(右利きの相手のフォア側)も有効ですが、ストレートは得点率が高い半面、仮に相手に返された場合、打球者の大きく空いたフォア側に厳しい返球が来やすいので失点する確率も高くなります。そのため、よほどの好機でない限り、回り込んでフォアハンドドライブを打つときは、なるべくミドルを狙うよう指導しています。

バック側に回り込んでフォアハンドドライブ



 次回は、エンドライン際のボールへの攻撃力を鍛えるために、野田学園で行っている多球練習を紹介します。お楽しみに!

↓動画はこちら

(取材/まとめ=卓球レポート)

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