高校生たちの祭典、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の卓球競技が8月12~17日にかけて、大阪府大阪市のAsueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催される。
試合開始に先駆けて、ここでは男子学校対抗の見どころを紹介しよう。
※写真は岩井田駿斗(左)と中野琥珀(野田学園)
【男子学校対抗の展望】
前回、悲願の初優勝を果たした野田学園が優勝戦線を一歩リード
愛工大名電、育英、遊学館が野田学園の連覇に待ったをかけられるか
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男子学校対抗は、第1シードの野田学園(山口)が強い。前回、悲願の初優勝の立役者となった1年生トリオの岩井田駿斗、中野琥珀、島田翼が2年生になり、健在だ。加えて、全日本ジュニア男子で決勝まで勝ち上がった中城瑛貴の成長で、層がさらに分厚くなった。春の高校選抜も制し、高校の全国タイトルを連覇している野田学園のチーム力は今大会では頭一つ抜けている。
追う立場から追われる立場に変わり、相手が全力で挑んでくる中、連覇のプレッシャーをどう跳ねのけ、勝ち上がっていくのか注目だ。
野田学園を脅かす筆頭は、愛工大名電(愛知)になる。前回は準決勝で育英(兵庫)に敗れて9連覇の夢が絶たれたが、春の高校選抜では決勝で野田学園をあと一歩まで追い詰め、あらためて力があるところを示した。エースの持田陽向を中心に、王座奪還に燃えているだろう。
前回2位で第2シードの育英も、野田学園に待ったをかける有力候補だ。選抜ではベスト8に終わったが、西面睦輝、松島翔空ら前回の主力が残っているため、トーナメントを勝ち上がっていく力は十分ある。
前回3位で選抜も3位と安定した成績を収めている遊学館(石川)は、ルーキーの大型カットマン・平塚健友が加わり、チーム力が増した。バリエーションに富んだオーダーで、準決勝の壁を超えたい。
トーナメントの見どころを第1シードのゾーンから順に見ていくと、東北王者の専大北上(岩手)は、初戦の都城商業(宮崎)に勝利すれば、2回戦で野田学園と対戦する組み合わせになった。センスが光る左腕エースの髙橋久遠を軸に初戦を突破し、野田学園の牙城を揺るがせるか。
出雲北陵(島根)と東山(京都)の強豪校同士の1回戦も、このブロックの注目カードだ。
前回は2回戦で野田学園と当たるという不運のドローに泣いた明徳義塾(高知)は、順当に勝ち進めばベスト4をかけて野田学園と再戦するシードに入った。九州の雄・明豊(大分)、公立校の星・長野工業(長野)、選抜8強の富田(岐阜)と力のあるチームがそろうブロックだが、スーパールーキー・栁本進太郎の加入で増したチーム力で、まずは野田学園のところまで勝ち上がりたい。
選抜3位の九州王者・希望が丘(福岡)は、順当に勝ち上がれば、遊学館とベスト4を争うシードに入った。近畿大会2位の強豪・上宮(大阪)のいるブロックだが、エースの森駿登を中心にどう勝ち上がっていくのか注目だ。
北海道優勝の駒大苫小牧(北海道)は、遊学館のシード下に入った。瓊浦(長崎)との1回戦に勝利し、遊学館に挑みたい。
実践学園(東京)は、順当に勝ち進めば、ベスト4をかけて愛工大名電と対戦するドローになった。インターハイ上位常連の鶴岡東(山形)、関東大会3位の樹徳(群馬)、近畿大会3位の大阪桐蔭(大阪)ら実力校がそろうゾーンだが、関東王者の意地を見せて、まずは愛工大名電まで勝ち上がりたい。
その愛工大名電のブロックには、東海大会で決勝を争った静岡学園(静岡)が入った。高岡龍谷(富山)との1回戦、和歌山商業(和歌山)との2回戦を突破し、優勝候補の愛工大名電に迫れるか。
今大会の台風の目となりそうなのが、北信越2位の新潟産大附(新潟)。前回8強の白子(三重)、中国大会3位の関西(岡山)、関東2位の埼玉栄(埼玉)ら力のあるチームとベスト8を争うブロックに入ったが、エースの吉田蒼は全日本ジュニア3位の実績が示す通り、誰にでも勝つ力がある。その吉田を軸に、どこまで勝ち上がっていくのか注目だ。
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(まとめ=卓球レポート)




