世界卓球2026ロンドンが、イギリスのカッパー・ボックス・アリーナとOVO・アリーナ・ウェンブリーで4月28〜5月10日にかけて開催される。
4月28日〜5月3日にかけて行われた予選リーグのステージ1A、ステージ1Bが終了し、ステージ2の決勝トーナメントに進む32チームが決定。5月4日から決勝トーナメントがスタートした。
大会7日目の5月4日は男子団体決勝トーナメント1回戦の前半8試合が行われ、日本はベルギーに3対1で勝利し、2回戦に駒を進めた。
【詳しい試合方式や組み合わせは、男子団体の見どころ、女子団体の見どころをチェック】
※写真はベルギー戦1番で勝利した松島輝空
5月4日の男子団体決勝トーナメント1回戦の結果
▼男子団体決勝トーナメント1回戦
日本 3-1 ベルギー
○松島輝空 3(-9,4,6,7)1 ラッサンフォス
張本智和 1(-9,-8,5,-8)3 ニュイティンク○
○戸上隼輔 3(8,4,8)0 アレグロ
○張本智和 3(8,-5,8,3)1 ラッサンフォス
松島輝空 - ニュイティンク
香港 3-0 北朝鮮
○黄鎮廷 3(10,-5,9,6)1 ハム・ユソン
○陳顥樺 3(10,9,8)0 リ・ジョンシク
○林兆恒 3(9,10,8)0 ウ・テリョン
陳顥樺 - ハム・ユソン
黄鎮廷 - リ・ジョンシク
クロアチア 3-2 イタリア
○ガシナ 3(9,3,7)0 オイエボデ
○プッツァー 3(3,8,7)0 ムッティ
バン 1(-6,-5,8,-10)3 ファソ○
プッツァー 2(8,-6,7,-12,-7)3 オイエボデ○
○ガシナ 3(-10,7,5,6)1 ムッティ
カザフスタン 3-1 スペイン
○クルマンガリエフ 3(7,-9,7,8)1 ロブレス
○ゲラシメンコ 3(5,-3,6,10)1 ペレス
ケンジグロフ 1(-7,-12,7,-5)3 ベルソサ○
○ゲラシメンコ 3(7,9,4)0 ロブレス
クルマンガリエフ - ペレス
フランス 3-0 アメリカ
○F.コトン 3(11,-8,5,9)1 ジャア
○F.ルブラン 3(5,1,3)0 リャン・ジシャン
○ゴズィー 3(3,4,4)0 N.ナレシュ
F.コトン - リャン・ジシャン
F.ルブラン - ジャア
イングランド 3-1 モルドバ
ウォーカー 0(-6,-3,-8)3 ウルス○
○ジャービス 3(5,9,8)0 プトゥンティカ
○グリーン 3(-9,6,3,2)1 テルナ
○ジャービス 3(-5,7,10,9)1 ウルス
ウォーカー - プトゥンティカ
ルーマニア 3-2 ポーランド
○キリタ 3(8,9,-6,-3,7)2 レジムスキー
E.イオネスク 0(-8,-2,-8)3 バドフスキー○
○O.イオネスク 3(3,9,-6,6)1 キュービック
E.イオネスク 2(7,10,-9,-5,-4)3 レジムスキー○
○キリタ 3(4,8,10)0 バドフスキー
デンマーク 3-2 カナダ
○グロート 3(8,6,9)0 ワン・ユージーン
○リンド 3(-11,5,6,3)1 エドワード・リー
ラスムッセン 2(-10,11,-14,8,-15)3 マーティン○
リンド 1(-3,8,-8,-6)3 ワン・ユージーン○
○グロート 3(1,8,13)0 エドワード・リー
いよいよ負けたら終わりの決勝トーナメントが始まった。
日本は1回戦でベルギーと対戦。1番で松島輝空がラッサンフォスに勝利するが、2番で張本智和がニュイティンクの思い切った強打を受けきれずに敗れるよもやの展開で序盤を折り返す。
3番で日本が王手を託すのは、戸上隼輔。昨日のフランス戦の手痛い逆転負けの影響が懸念されたが、「(昨日のフランス戦は)自分が熱くなりすぎて最後、自分のやることを見失ってしまったのが反省点。今日は、平常心でどんな状況であれ、やることを忘れずに最後までやりきることを頑張りました」という戸上が、サービスから優位に立ってアレグロを寄せ付けず、ストレート勝利で日本が勝利に王手をかける。
続く4番は、2番で精彩を欠いた張本。序盤はニュイティンク戦同様、受けて押されるシーンが目立つすっきりしない立ち上がりだったが、中盤から持ち味のバックハンドを軸にラッサンフォスを押し込み、ゲームカウント3対1で勝利して日本が2回戦進出を決めた。「(予選リーグより)相手が弱くなるのは初めてだったので、F.ルブランやA.ルブラン(ともにフランス)と対戦するときのように頭を使いすぎて戦術を間違えてしまった。なので、ラッサンフォス戦は3ゲーム目からシンプルに戦ってうまくいきました。(2番で自分が負けても)層が厚いので負ける心配はありませんでしたが、自分が負けたことで戸上選手に負担をかけて、(5番の)松島選手にも準備をさせてしまったので、そこは反省です」と張本は試合後、今大会の試合方式の難しさをにじませつつ、反省と勝因を語った。負けたら終わりの緊張感を味わったことで、2回戦ではさらにエンジンをかけてくれるだろう。
「相手も弱い国はないですし、全力でぶつかってくる。特に、日本とやる相手は思い切ってくるしかないので大変な試合になりましたが、しっかり3対1で勝てて次に進めて良かったと思います。昨日の試合の後、今日が休養日なのか試合があるのか夜遅くまで分からなかったので選手たちは調整が難しかったと思いますが、その中でしっかり次に進むことができました。明日は1日休めるので、それは大きいかなと思います。
(ドローで)中国が反対側の山に入ったので、捉え方は難しいですが、比較的良いドローになったとは思います。ですが、仮に中国が入ってきたとしても勝つしかなかったですし、ここまで来たら相手はあまり関係ないので、自分たちのプレーもメンタル面もしっかり整えて向かっていけるよう準備したいと思います」と試合後の岸川監督。
2回戦では、1回戦でスペインを下したカザフスタンとの対戦が決まった。エースのゲラシメンコを筆頭に力のある選手がそろう難敵だが、しっかり準備して乗り越えてほしい。
日本の2回戦の相手、カザフスタンはスペインを下して2回戦進出。トップでクルマンガリエフがスペインエースのロブレスを破って流れをつかむと、絶対エースのゲラシメンコが安定感抜群の両ハンドで2点を叩き出してスペインを退けた。
クロアチア対イタリアはラストまでもつれる接戦の末、クロアチアが勝利し、1回戦を突破。1番でガシナ、2番でプッツァーが勝利してクロアチアが王手をかけたが、3番でイタリア期待の若手・ファソがバンに打ち勝つと、イタリアのオイエボデも鋭い両ハンドでプッツァーとのエース対決を制して勝負の行方はラストへ。勝利目前が一転、追い込まれる形になったクロアチアだったが、ラストのガシナがベテランらしい手堅いプレーでムッティを退け、激戦を制した。
香港は北朝鮮に3対0のストレートで勝利し、2回戦に駒を進めた。エースの黄鎮廷がトップでハム・ユソンとの激しい打ち合いを制して流れをつかんだ。香港は3回戦でドイツとスロベニアの勝者と対戦する。
日本を下し、1位でグループリーグを通過したフランスは1回戦でアメリカと対戦。トップで、日本戦で反撃の起点になったF.コトンがアメリカのエース・ジャアを力強い両ハンドで下し、その勢いで3点を連取して危なげなく2回戦に駒を進めた。
地元のイングランドがモルドバに勝って1回戦突破。1番はウォーカーがウルスに敗れるが、エースのジャービスが2番で勝利すると、3番のグリーンも続き、4番でジャービスがウルスに打ち勝って2回戦に勝ち上がった。2回戦ではシンガポールとブラジルの勝者と対戦する。
ルーマニア対ポーランドの欧州対決は、ルーマニアに軍配。試合はド派手に打ち合いながら互いに点を取り合ってラストまでもつれたが、5番でキリタが渾身の強打でバドフスキーを打ち負かし、勝利を決めた。
前回8強のデンマークはカナダと対戦。1番グロート、2番リンドが勝利し、王手をかけるが、3番でラスムッセンがマーティンにゲームオールジュースで敗れると、4番でリンドがワン・ユージンとのエース対決に敗れ、ラストに回るよもやの展開。あわやカナダが大逆転かと思われたが、ラストは大黒柱のグロートが冷静かつ安定感抜群のプレーでエドワード・リーをストレートで押さえ、デンマークが接戦を制して2回戦に駒を進めた。
■男子団体決勝トーナメントの結果(5月4日時点)
卓レポXでは世界卓球2026ロンドンの速報を現地からお届けします。お楽しみに!
(まとめ=卓球レポート)




