世界卓球2026ロンドンが、イギリスのカッパー・ボックス・アリーナとOVO・アリーナ・ウェンブリーで4月28日〜5月10日にかけて開催される。
4月28日〜5月3日にかけて行われた予選リーグのステージ1A、ステージ1Bが終了し、ステージ2の決勝トーナメントに進む32チームが決定。5月4日から決勝トーナメントがスタートした。
大会11日目の5月8日は、女子団体準々決勝が行われ、日本がウクライナを3対0で破り、6大会連続で銅メダル以上を確定させた。ここでは試合後の日本チームのコメントを紹介する。
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※写真は左から橋本帆乃香、早田ひな、張本美和。準々決勝後のミックスゾーンにて。
中澤鋭日本女子NT監督
「ウクライナ戦は想像以上にやりにくかった」
--メダル確定しましたが、今日の試合はいかがでしたか?
試合の内容は順調でしたけど、特にあの美和と対戦した4番手と思われるマティウニナ選手が想像以上に強かったですね。
特に、ウクライナ選手の吸収(ブロックなどの守備系の技術)とかカウンターアタックというプレースタイルを日本選手は苦手にしている部分があるから、十分に気を付けて臨みました。
試合前の準備はしっかりしていたんですけど、想像以上にやりにくかったので、そこを美和が得点率の高いプレーで対応できたことが良かったと思います。
--ウクライナの選手はどんなところがやりにくいですか?
美和の相手はこちらが攻撃を仕掛けたボールに対してしっかり対応してきて、特に、バック対バックがそうですね。最初から強打をしてくるのではなく、ボールを受けながら相手の様子を見て、相手の位置がぶれた時に強打で狙ってくる。そこは、日本人にとって結構やりにくいですね。単なる打ち合いではなく、コース取りやリズムのやりにくさとかがあって、相手ボールの力を利用できないので、やりにくかったと思いますね。ナックル系のボールを返してきたり、少し前進回転で伸びるボールもあったけど、美和はそこの見極めがちゃんとできていたので良かったと思います。
橋本の相手はカット打ちが上手くて、凡ミスがほとんどなかったですね。橋本の今の課題であるツッツキの変化とか、攻撃の回数を増やすとか、そこを徹底して試合することができていたし、しっかち勝ち切れたことも良かったと思います。
早田は、本人はカット打ちがそんなに得意ではないと言いますが、試合内容を見ると安定したカット攻略ができていたと思います。3番でしっかり勝って、チームがメダルを決めることができて良かったです。
--エースのペソツカ選手が出てこなかったことは予測できましたか?
そこは予測できなかったです。ただ、ペソツカ選手と相手チームのエースが同じスタイルだったので、準備はできていたので対策ができました。
--橋本選手がまだ100%を出し切れてないと話していましたけど、今日はどうでした?
今日は合格点で、70点くらいじゃないかと思います。
--次は昨夜の香港戦でも強かったドイツとは今大会2回目の対戦ですが、いかがでしょうか?
予選リーグでは勝ったんですけど、やはりこの前のドイツ対北朝鮮の試合の内容を見ると、次の対戦では想像以上にもっと向かってくるんじゃないかなと思います。なので、今日の午後からの練習でみんなと一緒に対策も考えて、しっかり準備していきたいです。想像以上に苦しい試合になると想定してしっかり準備したいと思います。
--早田選手の体調面はどれくらい心配されてますか?
今日も3番で、とりあえず足の違和感が多少あるので、1試合だけ頑張ってもらいたいと伝えました。本人も試合が始まる前に全然問題ないと言っていたし、今日の内容から見ると特に問題ないと思います。
張本美和
「対戦相手に合わせるのに時間がかかってしまった」
--メダルが確定しましたが今の気持ちは?
まずはとても嬉しいです。メダルは確定できましが、自分たちが目標にしているのは金メダルだけなので、まだまだこれからが勝負だなという気持ちでいます。あとは自分も試合に勝てたのでよかったです。
―今日の対戦相手にはやりにくさがありましたか?
そうですね。割と年齢も近い選手ですごく久しぶりに対戦しました。ペソツカ選手もこういうタイプなんですけど、自分のタイミングを持っていたり独特なリズムでくる選手だったので、最初は合わせるのに時間がかかってしまいましたが、ゆっくり1本ずつ集中して合わせることをした結果勝てたので、いい調整ができました。
--サービスエースを2本続けて決められたりもしていましたね。
今日は確かにサービスが効いていたという感じはありますけど、あまり自分はサービスが得意とは思っていないです。でも、試合でサービスで得点ができると試合がすごく楽なので、サービスで得点できたらめっちゃいいなとか思いました。あんまりサービス練習は好きではありませんが(笑)、今日はサービスが効いて良かったです。
--相手コートのサイドを切るサービスだったり、YGサービスなど、サービスの工夫されていた印象でした。
下回転サービスを出すと結構レシーブが上手くて、あまり効かなそうだなと思ったので上回転系のサービスに変えました。そしたら結構効いたり、相手がミスをしなくてもサービス後の展開も悪くなかったので判断はよかったと思います。
早田ひな
「ドイツ戦は気持ちで押されないようにしたい」
--メダルが確定しましたが今の気持ちは?
私はペソツカ選手が2点で、ビレンコ選手が3番で1点取りに来るっていうイメージを持っていたので、ビレンコ選手の準備はしていたんですけど、でも逆に1、2番が予想外のオーダーだったので、それだけ強いと思われているというのもそれぞれの選手の力がついてきているという証明になっているんだなと思います。その中で起用された選手が私も含めてしっかり準備して臨めてよかったと思います。会場は1台になったんですけど、その中でも集中力を切らさずにしっかり3対0で勝つことができたので、明日に向けていい流れなんじゃないかなと思っています。
--次はドイツ戦ですが、昨日の試合はご覧になりましたか?
そうですね。香港が3対0でもおかしくないような試合ではあったんですけど、底力というか、2対0でリードしてても3番引き戻す力があったりとか、やっぱり選手それぞれ女子の選手も自力を持っているので、そういったところは注意していかないといけないなと思います。私たちは1回勝っていて、相手は1回負けてるからこそ、全てを出し切るつもりで来ると思います。選手それぞれがしっかり準備ができれば総合力的には絶対負けないと思うので、あとは気持ちで押されないようにしたいと思います。
橋本帆乃香
「自分の人生においていい経験になった」
--橋本選手は団体戦で初めてのメダルになりました。いかがですか?
そうですね、あまり実感はないですけど、メダルを取るということではなくて、日本の女子のチームは中国に勝って優勝するというのが一番の目標だと思うので、今ここはまだ通過点にして、また明日ドイツ戦でしっかり全員で勝ち切れるように一つずつ頑張りたいと思います。
世界選手権は一度、佐藤選手とダブルスで出場したことがあったんですけど、自分の力というよりは他力というか、佐藤選手がシングルスでも選ばれてそこに一緒にダブルスで入ったという形でしたが、今回は自分の力で勝ち取った権利だと思うので、そこで一つメダルを獲れたというのは、自分の人生においていい経験になったのかなと思います。
--第1ゲームは結構競りましたけれども、相手はこれまでに対戦はないですか?
対戦したことはないです。元々ウクライナはカット打ちが上手い選手が多いので、長い試合になるだろうと準備はしていたんですが、1ゲーム目、自分もミスが出てしまったり、相手のエースボールもしっかり入ってきていたので、これぐらい競るものだと思ってしっかり最後まで戦って、1ゲーム目もしっかり取ることができたので、そこがやっぱり3対0で勝つことにつながったのかなと思います。
卓レポXでは世界卓球2026ロンドンの速報を現地からお届けします。お楽しみに!
(まとめ=卓球レポート)




