世界卓球2026ロンドンが、イギリスのカッパー・ボックス・アリーナとOVO・アリーナ・ウェンブリーで4月28日〜5月10日にかけて開催される。
4月28日〜5月3日にかけて行われた予選リーグのステージ1A、ステージ1Bが終了し、ステージ2の決勝トーナメントに進む32チームが決定。5月4日から決勝トーナメントがスタートした。
大会11日目の5月8日は、男子団体準々決勝が行われ、中国が韓国を3対0のストレートで下し、準決勝に勝ち進んだ。
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※写真は3番で勝利を決めた梁靖崑(中国)
▼男子団体準々決勝
中国 3-0 韓国
○王楚欽 3(9,1,-8,-7,7)2 呉晙誠
○林詩棟 3(3,11,8)0 張禹珍
○梁靖崑 3(7,5,13)0 安宰賢
王楚欽 - 張禹珍
林詩棟 - 呉晙誠
予選リーグで韓国によもやの敗戦を喫した中国は、敗戦時に温存していた王楚欽をエースに、復調してきた林詩棟を2点起用し、梁靖崑を3番に据えるベストメンバーでリベンジに挑む。
一方、韓国も予選の中国戦で温存していたエースの張禹珍、中国から2点取りした呉晙誠を2点使いし、3番に安宰賢を置くベストオーダーで2度目のジャイアントキリングを目指す。
1番は王楚欽対呉晙誠。第1ゲームは王楚欽の強打対呉晙誠の受けの強さで終盤まで互角に進むが、王楚欽がエンドライン際のボールを強襲し、必殺のバックストレートも決めて先制する。ファーストゲームの競り合いを制したことで力が抜けた王楚欽は、さらなる猛攻を仕掛けて、第2ゲームを呉晙誠に1点しか与えない完璧なプレーで連取。
続く第3ゲームは、完敗で中国に流れを持っていかれたくない呉晙誠が、台上から丁寧に組み立てて王楚欽のミスを誘いつつカウンターを合わせるクレバーなプレーで取り返す。すると、第4ゲームも、フリーで打ち合ったら分が悪い呉晙誠が正確なストップとツッツキからコツコツと得点を重ねて取り、ゲームオールに追い付く。
勝負の最終ゲームは、呉晙誠の台上がわずかに甘くなったところを王楚欽が見逃さずにチキータと強打で攻め、必勝のプレッシャーをはねのけて中国に先取点をもたらす。
2番の林詩棟対張禹珍は、出足から拳を突き上げて気迫全開の林詩棟が高速バックハンドとチキータで張禹珍の動きを止める完璧なプレーで第1ゲームを先制。第2ゲームも林詩棟が速さで張禹珍を圧倒して大量リードするが、サービスを起点に張禹珍にジュースまで詰め寄られる。しかし、このピンチを強気の両ハンドでしのいで勝利に王手をかけると、第3ゲームは終盤まで競り合うが、強気のバックハンドを連発した林詩棟が張禹珍をストレートで破り、中国が王手をかける。
3番の梁靖崑対安宰賢も、鉄壁のバックハンドを軸に安定感と気迫でまさった梁靖崑が2ゲームを連取する展開。第3ゲームは、このまま負けるわけにはいかない安宰賢が足を使って果敢に打ち合い、リードするが、梁靖崑が必死の両ハンド攻守でジュースに追い付くと、両者ファインプレーを繰り広げながらジュースを繰り返すが、最後は梁靖崑が渾身のバックハンドで追いすがる安宰賢を振り切り、ストレートで勝利。中国が韓国に予選リーグで負けた借りを返して準決勝進出を決めた。
梁靖崑は試合後、「中国チームとしての団結力で戦うことができた」と語ったが、この韓国戦の中国には、これまでの受けて立つ王者然とした雰囲気はまるでなく、チャレンジャーとして向かっていく気迫がみなぎっていた。もとより強い中国が受け身を捨てたら、これほど強いものはない。予選リーグの敗退は、中国のさらなる力を呼び覚ましてしまったのかもしれない。
卓レポXでは世界卓球2026ロンドンの速報を現地からお届けします。お楽しみに!
(まとめ=卓球レポート)




