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  6. 世界卓球2026ロンドン 大会最終日(5月10日) 女子団体決勝 中国が日本とのラストまでもつれる接戦を制し、7連覇!

世界卓球2026ロンドン 
大会最終日(5月10日) 女子団体決勝 中国が日本とのラストまでもつれる接戦を制し、7連覇!

 世界卓球2026ロンドンが、イギリスのカッパー・ボックス・アリーナとOVO・アリーナ・ウェンブリーで4月28日〜5月10日にかけて開催される。
 4月28日〜5月3日にかけて行われた予選リーグのステージ1Aステージ1Bが終了し、ステージ2の決勝トーナメントに進む32チームが決定。5月4日から決勝トーナメントがスタートした。
 最終日となる大会13日目の5月10日は女子団体決勝が行われ、中国が日本を3対2で下し、7連覇を達成した。
【詳しい試合方式や組み合わせは、男子団体の見どころ女子団体の見どころをチェック】

▼女子団体決勝
中国 3-2 日本  
 王曼昱 2(-4,-9,6,4,-4)3 張本美和○
○孫穎莎 3(7,7,8)0 早田ひな  
 蒯曼 1(-6,5,-6,-8)3 橋本帆乃香○
○孫穎莎 3(2,4,6)0 張本美和
○王曼昱 3(7,7,5)0 早田ひな

張本が王曼昱に初勝利を挙げ、日本が先制
王曼昱は最終ゲーム、張本に台上で遅れを取った
圧巻の強さで流れを止めた孫穎莎

早田は孫穎莎を脅かすには至らず

橋本が快勝で日本が王手

決勝の舞台で最高の舞を見せた

蒯曼は決定力を欠き、橋本のカットにつかまった

孫穎莎が張本とのエース対決を圧倒し、ラストにつなぐ

ラブオールから気迫全開の王曼昱が7連覇を決めた

 
 2014年東京大会から数えて6大会連続となった中国対日本の女子団体決勝。6度の対戦ではいずれも中国が日本を下しているが、前回の釜山大会では日本が中国をあと一歩まで追い詰め、その差の短縮ぶりを大いに示した。
 今大会で一気に中国に追い付き、追い越したい日本は、準決勝のドイツ戦同様、張本美和と早田ひなを2点起用し、橋本帆乃香を3番に置くオーダーで勝負をかける。
 受けて立つ中国も、準決勝のルーマニア戦同様、3番に蒯曼を据え、孫穎莎と王曼昱のツインエースを2点起用する盤石のオーダーを組んできた。

 1番で張本がいきなり大仕事をやってのける。張本は王曼昱に対し、出足からコースを突いて5-1とスタートダッシュをかけると、中盤からはバックストレートを連発して、あっさり先取する。第2ゲームも張本の勢い止まらず、サービスを利かせながらラリーでも打ち勝ち、10-5とゲームポイントを握る。しかし、2ゲーム連取されると苦しい王曼昱がここからチキータやバックハンドでじわじわと追い上げ、10-9と迫られたところで日本が勢いを止めるべくタイムアウト。次のラリーで張本が王曼昱の強烈なフォアハンドをカウンターで打ち返し、2ゲームを連取して王手をかける。
 トップの緊張と、張本の質の高いボールにいつもの壁のような両ハンドが発揮できない王曼昱は、第3ゲーム、1-3と離されたところでタイムアウト。このタイムアウト明けのバック対バックを制してひと息ついた王曼昱が両ハンドをしっかり入れて第3ゲームを取ると、いつものラリー力が戻ってきた王曼昱が第4ゲームも取り返し、勝負は最終ゲームへ。
 第5ゲームの序盤は競り合うが、王曼昱とまともにラリーを引いたら分が悪い張本が、台上から横回転ツッツキやチキータで得点を重ねて王曼昱を一気に突き放すと、最後はフォアハンドの連打で打ち抜いて勝利。張本が、これまで0勝11敗と圧倒されていた王曼昱に初めて土をつけると同時に、日本に貴重な先取点をもたらした。

 2番の早田で一気に突き放したい日本だったが、中国の武威を一身に背負う絶対エース・孫穎莎が立ちはだかる。ここまで早田に18戦負けなしの孫穎莎は、ラブオールから強烈なボールで早田に襲いかかると、サービスからの強烈な3球目バックハンドドライブで得点を重ね、第1ゲームを先取。第2ゲームも攻め手を緩めない孫穎莎は、力強い両ハンドで得点を重ねると、早田が厳しく揺さぶってきたボールにも抜群の体幹の強さと反応の速さで的確に対応し、付け入る隙を与えない。結果、孫穎莎が圧倒的なプレーで第2、第3ゲームも連取し、中国がすかさず追い付く。

 勝敗を大きく左右する3番は、橋本帆乃香が躍動する。これまで2勝0敗と相性の良い蒯曼に対し、バックハンドサービスや横回転ツッツキでけん制しながら、左腕の蒯曼が広角に打ち分けてくるドライブをしっかり拾って第1ゲームを先制する。
 第2ゲームは、必死に粘る蒯曼のドライブに先にカットのミスが出て落とすが、第3ゲーム以降は、橋本のカットに対してこれといった決定打のない蒯曼のドライブをミドルを中心にカットでしっかり拾って蒯曼の足を止めつつ、要所で攻撃も決めて第3、第4ゲームを連取。世界卓球初出場の橋本が、決勝というこれ以上ないステージで見事なプレーを披露し、日本に大きな大きな王手をもたす。

 王手をかけて一気に勝ち切りたい日本は、4番でエースの張本が登場。トップで王曼昱を堂々たるプレーで打ち負かした張本なら決めてくれる。そんな日本の期待をまたしても孫穎莎が打ち砕く。
 試合は、孫穎莎がサービスから圧倒的な両ハンドで張本を押し込み、第1、第2ゲームを連取する展開。第3ゲームは、このままではらちがあかない張本がリスクを背負って強打で攻め込むが、孫穎莎にことごとく跳ね返され、なかなか得点に結びつかない。終始、集中力高く強烈な両ハンドで主導権を握った孫穎莎が、最後は高速バックハンドから高速フォアハンドの連係を決めて張本にストレート勝利。中国が日本の王手を跳ね返し、ラストにつないだ。

 前回釜山大会に続いて、またしてもラストまでもつれた日中対決は、早田対王曼昱に勝負が委ねられる。
 チームの世界一のためにはもちろんのこと、前半で落とした両者にとっては是が非でも勝って取り返したい一戦だったが、王曼昱がスタートから飛び出す。ラブオールから気迫全開で吠える王曼昱は、鉄壁のラリー力で早田から得点を重ね、第1ゲームを先制。ミドル前にサービスを出して「さあ、どこにでもいらっしゃい」とドンと構える王曼昱に対し、早田は効果的な攻めが見いだせず、第2ゲームも奪われて後がなくなる。
 続く第3ゲーム、早田はサービスの立ち位置を変えたり、ツッツキに変化を加えたりして打開策を模索するが、両ハンドにミスが全く出ない王曼昱の優位は変わらず、最後は早田がストップをネットにかけて王曼昱が勝利し、中国が7連覇を達成した。

 前回の釜山大会同様、先に王手をかけた日本だったが、後半の中国の厚い壁を打ち崩すことはできず、6大会連続で銀メダルに終わった。追い詰めることはできた。次は、どう決めきるかが、打倒中国の大きな鍵になるだろう。


■女子団体決勝トーナメントの最終結果


卓レポXでは世界卓球2026ロンドンの速報を現地からお届けします。お楽しみに!

(まとめ=卓球レポート)

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