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キソレン⑫
3点で両ハンドの切り替え

 強くなるために欠かせない基礎を固めるために効果的な練習方法を紹介していく本企画。今回は、バック側・ミドル・フォア側の3 点で両ハンドを切り替える練習を紹介しよう。

モデル=松平健太上田仁

※本文の技術解説は右利きプレーヤーを想定しています

今回のキソレンメニュー
 3点で両ハンドの切り替え

練習の目的

両サイドに加え、ミドルの切り替えも磨く
フォアハンドとバックハンドの両ハンドの切り替えを磨く上では、フォア側とバック側の両サイドだけでなく、ミドル(センターライン付近)に来たボールへの対応を鍛えることも忘れてはならないテーマだ。両サイドに加えて、ミドルに来たボールヘの対応を磨くことで、よりコート全体をカバーできる両ハンドの切り替えが身に付く。
両サイドにミドルを加えた3点の切り替え練習で、全面的な両ハンドの切り替 えを磨こう。

練習方法

バック側→ミドル→フォア側→ミドル→バック側の順に送られる練習相手のロングボール(ブロック)に対し、バック側に来たロングボールに対してはバックハンドドライブで打球し、ミドルとフォア側に来たロングボールはフォアハンドドライブで打球する。
練習時間の目安は7分。

練習のポイント

ミドルはフォアハンドドライブで打球
この練習でミドルに来たボールに対しては、フォアハンドドライブで打球することがポイント。フォアハンドは、バックハンドに比べると「打球に威力を出しやすい」「ストライクゾーン(打球できる範囲)が広い」などのメリットがあるため、ミドルに来たボールには可能な限りフォアハンドで対処することが基本になるからだ。
このポイントを踏まえ、ミドルに来たボールに対しては、腰をしっかりひねってフォアハンドドライブのバックスイングを素早く取ろう。そうして準備したら、右足から左足への重心移動と腰の回転を使ったスイングでフォアハンドドライブすることを心掛けてほしい。

小さく素早くフットワークする
バック側→ミドル→フォア側の順にボールが送られてくるこの練習では、大きく動く必要はないが、その代わり小さくて素早い動きが求められる。
「床すれすれに足を動かす」「スタンス(足の構え)の幅を変えない」などに注意して、送られるボールのコースに応じて、小さく素早くフットワークして打球しよう。


まとめ=卓球レポート編集部

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