用具選びのポイント

初級者でも「トップ選手と同じ用具を使ってプレーしたい」という選手がいると思います。しかし、最初から特殊素材を使用したラケットや『テナジー』シリーズなどの反発力の強い用具を使ってしまうと、用具の力に頼った打球をしてしまうため、自分の力をボールに伝える打ち方が身につかなくなってしまいます。初級者にとって大切なのは、しっかりとしたフォームを身につけること。そのためには適度な弾みがあって使いやすく、しっかりとスイングできる軽量の用具がおすすめです。このページで紹介する初級者向けの用具を使うことが、上達への第一歩となるでしょう。

卓球のイロハを学ぶ組み合わせ

ラケットは、反発特性の低いラケットがおすすめです。打球の威力が抑えられており、コントロールしやすいためです。重量が軽めのラケットを選ぶというのもポイントです。ラケットの重量が比較的軽めで適度な弾みの『エクスター5』は、スイングしやすく打球のコントロールもしやすいです。
ラバーは、スポンジが軟らかいものがおすすめです。スポンジが軟らかいとボールがスポンジにより食い込み、ボールの飛び出す方向が安定するので使いやすいのです。『サフィーラ』と『フレクストラ』は、スポンジとシートがともに軟らかく適度な弾みを持つ、初級者にマッチするラバーです。また、スポンジの厚みは「中」が良いでしょう。スポンジが厚くなると、弾みは高くなりますが、コントロールが難しくなってしまうので、初級者には「中」が使いやすく、様々な基本技術の習得に適しています。

シェーク異質型を目指す選手へ

『ファルシーマ』は弾みと安定性のバランスに優れており、適度な重量に設計しているため、初級者でも扱いやすくおすすめです。『サフィーラ』や『フレクストラ』よりも多少弾むラバーを選びたいという選手は、ロングセラーラバーの『スレイバーFX』や、軟らかいシートとスポンジを組み合わせた『ラウンデル ソフト』をおすすめします。バック面に表ラバーを貼ってシェーク異質型を目指したいという選手には、適度な弾みを持ち、打球が放物線を描きやすく相手コートに入れやすい『チャレンジャー アタック』がおすすめです。筋力があり、ある程度重量のある用具にしたい方は、『ファルシーマ』と同じ5枚合板のラケットである『コルベル』を選んでも良いでしょう。

カット主戦型を目指す選手へ

『インナーシールド レイヤー ZLF』は、ZLファイバーを搭載したインナーファイバー®仕様のラケットで、カットに切れ味と安定感をもたらします。フォア面には、カットやツッツキに鋭い「切れ」を実感でき、攻撃時にも適度な弾みを期待できる『タキネス チョップ2』を、バック面には、相手のドライブを抑え込めるようスポンジが軟らかい『タキネス チョップ』を組み合わせて守備力アップを狙いましょう。カット初級者におすすめできる、スタンダードな組み合わせです。

中級者へのステップアップを目指す選手へ

ある程度基本技術を習得し、もう少しで中級者となる選手へのおすすめは、軽くて使いやすく威力も十分の『メイス アドバンス』に、フォア側にはトレランスを追求した『ロゼナ』、バック側には軟らかいシートとスポンジの『ラウンデル ソフト』という、使いやすくステップアップに適した組み合わせです。特に『ロゼナ』は弾みが良いので、パワーがない選手でも無理なく威力がある打球を可能にし、打球者はコントロールを高めることに集中できます。また、回転がかけやすいので、回転量豊富なドライブやツッツキの習得にも向いています。

レジェンド ・水谷隼氏が推奨する組み合わせ

“『水谷隼 メジャー』の開発において入門用のラケットとして重視した性能は、「スイング方向にボールが飛ぶ」「ボールが落ちにくい」「卓球台に収まりやすい」というものです。ネットミスを防ぐにはラケットを起こし、オーバーミスを防ぐにはラケットをかぶせるといったラケット角度の調整が必要です。しかし、初心者にとって、この二種類のラケット角度の調整は容易ではありません。そこで、ラケットをかぶせる調整のみで済むようにするために、「ボールが落ちにくい」性能を目指しました。
『ロゼナ』は、このラケットに組み合わせるラバーとしてお勧めです。できれば最初から『ロゼナ』を使ってほしいですね。「回転をかけやすい」「微妙なラケット角度やスイング方向の誤差を補い、プレーに安定感を生み出す」など、初心者の上達を後押しできるラバーだからです。 この組み合わせは、使いやすさを重視して弾みを抑えながらも、中陣でのドライブの引き合いもできるような弾みを持つ用具となっています。皆さんの上達を楽しみにしています!”——水谷隼

初級者向け ラケット&ラバーおすすめ組み合わせ

卓球選手としての基礎を築くために最も重要なのは、しっかりと体を使って自分の力で打つためのフォームを身につけることと、自分で回転をかけるための感覚を身につけることです。そのために選ぶべき、初級者向けの用具を紹介します。