1. 1978

      1978年、カーボンラケット
      TAMCA5000が誕生

      航空宇宙工学から生まれた炭素繊維に着目。卓球用具に応用すべく研究を重ね、軽く、強く、高反発なカーボン(TAMCA5000)を開発した。1978年4月に、初のカーボンラケットであるTAMCA5000ST(ストレートグリップ)を発売。TAMCA5000シリーズとしてペンホルダー角形、丸形も同時発売した。TAMCA5000は現在主流となっている特殊素材ラケットの原点となった。

    2. 1980

      ゲルゲリーなど3種のカーボンラケットと
      一本差しのパワー・スマッシュを発売

      ドライブ選手用のゲルゲリー、反転選手用のスコルナ、守備選手用のアルーアと3種類のカーボンラケットを4月に発売。11月には、一本差しグリップの選手のために開発したパワー・スマッシュを発売。長いグリップが特徴だった。

    3. 1981

      トップスピン、コンビ、ニューレザーを発売
      ヨーロッパ型ドライブ選手用のトップスピン、守備選手用のコンビ、オールラウンド選手用のニューレザーを発売。コンビは反転プレーを想定し、パルサー(1977年発売)のようにグリップの片側に溝があった。ニューレザーは一本差しにも適した長いグリップだった。

    4. 1982

      クランパ、シュルベク、アペルグレンを発売
      1月1日、前陣ドライブ選手用のカーボンラケットとしてクランパを発売。11月21日には、5枚合板のシュルベクとアペルグレンを発売した。シュルベクはオールラウンド選手用で、グリップは初めて2種類(FL、AN)をラインアップ。アペルグレンは中〜後陣からドライブを放つプレーを想定したラケットだった。

    5. 1983

      ファランクス、カトラスを発売
      軽くてよく弾む攻撃用のファランクス、守備用で弾みのよいカトラスを発売。ディフェンス(1970年発売)とターレス(1977年発売)にFLグリップを追加した。

    6. 1984

      エバリスを発売
      オールラウンド選手用のエバリスを発売。カタログ(1984年11月発行)に、ブレードとグリップの寸法を記載することを始めた。

    7. 1985

      パロニア、クラルティを発売
      パロニアは細かなプレーがしやすい上に威力ある打球が出せるラケットとして開発。クラルティはバタフライがホープス選手用に作った初めてのラケットで、小さめでありながら弾みは劣らないよう開発した。

    8. 1986

      オベロン、ペルジールを発売
      オベロンは前陣攻撃選手用のカーボンラケット。クランパ(1982年発売)に比べてブレードが大きく、グリップはFLだった。ペルジールは軽めのラケットで威力ある打球を求める選手のために開発した5枚合板ラケット。

    9. 1987

      スノーナイト、ポライトを発売
      スノーナイトは、ブレードが小さめで軽く、適度な反発力がある攻撃選手用ラケット。ポライトはブレードが小さめで、やや弾みがあるカット選手用ラケットだった。どちらもグリップはFLとSTの2種類があった。

    10. 1988

      サーディアス、アドレッセン、ダイオードを発売
      カーボン(TAMCA5000)の弾性率をより高めることに成功し、最も弾むカーボンラケットとしてサーディアス(FL)を発売した。アドレッセン(FL、CO)は攻撃選手用の5枚合板ラケット。ダイオード(FL、ST)は弾みのよいカット選手用ラケットだった。

    11. 1989

      クリセールを発売
      バタフライで当時最速の攻撃選手用ラケット。グリップはFL、ST、COの3種類だった。

    12. 1990

      カーボンラケットに5枚合板が登場
      エッセル(FL)、スペシャル(FL)、カザン(FL、ST)、エルモーソ(FL、ST)、ディフェンスⅡ(FL、ST)を発売。エッセルは3枚合板+カーボン繊維2枚のカーボンラケット。スペシャルは5枚合板+カーボン繊維2枚で、5枚合板のカーボンラケットは初登場だった。カザンは厚いがコンパクトなブレードで、軽量で威力が出せる攻撃選手用ラケット。エルモーソは適度な反発の攻撃選手用ラケット。ディフェンスⅡはディフェンス(1970年発売)よりもブレードを小さくしたカット選手用ラケットだった。

    13. 1991

      アリレートのキーショットが登場
      新たな繊維素材であるアリレート(ベクトラン・ファイバー)を取り入れたキーショット(FL、ST)を発売。アリレートは高粘弾性、高振動減衰性などの特徴があり、手に響きにくい素材で、後にアリレート カーボンへと発展する。このほか、オールラウンド選手用のエクスター(FL、AN)、攻撃選手用のクリヤフィールド(FL)、マナーサ(FL)を発売した。

    14. 1992

      ムーンビームを発売
      アリレートラケットのムーンビーム(FL、ST、AN)を発売。キーショットよりも弾みを強化したモデルだった。このほか5枚合板のマダッシュ(FL、ST)、コンパラ(FL、AN)を発売した。

    15. 1993

      1993年、アリレート カーボンの
      ビスカリアが誕生

      カーボンとアリレートを交織したアリレート カーボンを開発。ビスカリア(FL、ST)として発売した。以降、アリレート カーボンラケットは現在に到るまで人気を博している。ボル(ドイツ)はジュニア時代から2000年のティモボル・スピリット発売までビスカリアを使っていた。このほかカーボンのケザール(ST)、5枚合板のセタール(FL、ST)を発売。

    16. 1994

      カット用のアリレートラケットを発売
      ヨーロッパ生まれの黒色のイクゾルター(FL)、ティファラ(FL)、シャキット(FL)と3種類の攻撃用ラケットを発売。カット用ではアリレートのレトリーバ(ST)、5枚合板の松下プロモデル(ST)を発売した。

    17. 1995

      プリモラッツ・カーボンを発売
      5枚合板のコルベルは現在まで続く

      プリモラッツ・カーボン(FL、ST)、コルベル(FL、AN、CO)、コレウス(FL)、タムロッパ(FL、ST)、ショアレ(FL)、ディフェンスα(FL、ST)を発売。カーボンのプリモラッツ・カーボンは16年続くヒット商品となる。5枚合板のコルベルも人気を博し、コルベル - FLは2020年12月現在もラインアップしている。(ブレードの印刷などは変更している)

    18. 1996

      グルッバ・カーボンを発売
      カーボンのグルッバ・カーボン(FL、ST)、5枚合板のプリモラッツ(FL、CO)、エルモーソ・ライト(FL、ST、CO)、ディファーレ(FL)、コレウス・ファースト(FL、CO)を発売した。

    19. 1997

      3枚合板+アリレート カーボンの
      アイオライトを発売

      3枚合板+アリレート カーボンのアイオライト(FL、ST)が登場。このほか、アリレートのバイサイド(FL、ST)、5枚合板のポライト(FL、ST)、ベスマー(FL)、パニック(FL、AN)を発売した。

    20. 1998

      ヒノキ・シェークシリーズを発売
      檜材を使った5枚合板のヒノキ・シェーク・ビート(FL、FLS)、ヒノキ・シェーク・スピーディー(FL)、ヒノキ・シェーク・スウィフト(FL)を発売。ヒノキ・シェーク・ビートのグリップにはフレア・スリムがあった。このほか、カーボンのクンプール(FL、ST)、アリレート カーボンのコファレイト(FL)、5枚合板のラナート(FL)、パルサー(FL)、カット用3枚合板のスコルナ(ST)を発売。

    21. 1999

      7枚合板のSK7が登場
      7枚合板のSK7(FL、ST)、プリモ・パワーフィーリング(FL)を発売。SK7は2014年まで続くヒット商品となった。また、5枚合板の孔令輝(FL、ST、AN)、アルディス(FL)を発売した。

    22. 2000

      ティモボル・スピリットを発売
      アリレート カーボンのティモボル・スピリットを発売(FL、ST)。ボル(ドイツ)はSTを使っていた。このほか、カーボンのゲルゲリー21(FL、ST)、檜材を使った5枚合板のヒノキ・シェーク・クライザー(FL)、5枚合板のスピナート(FL、ST)、レピアード(FL、ST)、カット用の渋谷プロモデル(ST)を発売。

    23. 2001

      特殊なグリップ構造の
      VSGを発売

      独特なグリップ構造のVSG(FL、ST)を発売。グリップにカーボンのシャフトを搭載することで打球時の衝撃を消散させるよう開発し、バイブレーション シャットアウト グリップの頭文字からVSGと名付けた。このほか、アリレートのティモボル・スパーク(FL、ST)、5枚合板の張怡寧(FL)、鬼頭プロモデル(FL)、三田村プロモデル(FL、AN)、モリム(FL、ST)を発売。

    24. 2002

      福原愛(FL、ST)を発売
      アリレート カーボンの孔令輝スペシャル(FL、ST、AN)、カット用アリレート カーボンの松下プロスペシャル(FL、ST)、5枚合板のレグー(FL、ST)、梅村(FL、CO)、福原愛(FL、ST)、ファランクスⅡ(FL、ST)、エバリス・ライト(FL、ST)を発売。福原愛(FL)は、福原愛選手が当時使用したモデルだった。

    25. 2003

      シュラガーを発売
      カーボンのシュラガー(FL、ST)、シュラガー・ライト(FL、ST)を発売。シュラガーはバタフライのラケットの中で最も弾むモデルだった。このほか、福原愛選手が幼少期に使ったラケットの復刻版である福原愛ソフトフィーリング(FL)、SK7よりも弾みを増したSK7α(FL、ST)、檜材5枚合板のパルスター(FL)を発売した。なお、この年よりカタログにブレードの厚みを記載。

    26. 2004

      新カーボンTAMCA・ULCが登場
      新たなカーボンであるTAMCA・ULCを開発し、クレアンガ・カーボン(FL、ST)を発売。TAMCA・ULCは、縦方向のみにカーボン繊維を使った軽量・高反発な素材で、2013年まで製品に採用した。このほか、アリレート カーボンのメイス(FL、ST)、グリップ可動式のVSG Ⅱ(FL)、5枚合板のSA-01(FL)、カット用の朱世爀(FL、ST)、ラージボール向けに開発したラージ・シェーク・ファースト(FL)を発売した。

    27. 2005

      キーショット・ライトを発売
      アリレートのキーショット・ライト(FL、ST)を発売。このほか5枚合板の荘智淵(FL、ST)、カーボン(TAMCA5000)の福原愛スペシャル(FL、ST)、5枚合板の福原愛オールプラス(FL)、レジューム(FL)を発売した。

    28. 2006

      イシュリオンを発売
      カーボン(TAMCA・ULC)ラケットの2作目となったイシュリオン(FL、ST)を発売。このほか5枚合板の呉尚垠(FL、ST)、メイス パフォーマンス(FL、ST)を発売した。



    ※記述は2020年12月19日現在のものです
    ※ここに掲載した製品は日本国内で発売したものです
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