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世界卓球2026ロンドン 
大会12日目(5月9日) 男子団体準決勝 中国がフランスとの激戦を制して決勝進出!

 世界卓球2026ロンドンが、イギリスのカッパー・ボックス・アリーナとOVO・アリーナ・ウェンブリーで4月28日〜5月10日にかけて開催される。
 4月28日〜5月3日にかけて行われた予選リーグのステージ1Aステージ1Bが終了し、ステージ2の決勝トーナメントに進む32チームが決定。5月4日から決勝トーナメントがスタートした。
 大会12日目の5月9日は、男子団体準決勝が行われ、中国がフランスを3対1で下し、決勝進出を決めた。
【詳しい試合方式や組み合わせは、男子団体の見どころ女子団体の見どころをチェック】
※写真は3番で逆転勝利の梁靖崑

▼男子団体準決勝
中国 3-1 フランス
○王楚欽 3(13,-11,-9,4,8)2 F.コトン  
 林詩棟 0(-9,-9,-10)3 F.ルブラン○
○梁靖崑 3(-3,-1,13,10,2)2 A.ルブラン
○王楚欽 3(11,-9,9,4)1 F.ルブラン  
 林詩棟 - F.コトン

王楚欽が接戦を制して先制点
F.コトンは王楚欽を追い詰めたが、振り切られた
F.ルブランが充実のプレーでフランスが追い付く

林詩棟はF.ルブランのサービスに苦しんだ

梁靖崑が3番の激闘を制し、歓喜のエビ反り大ジャンプ!

A.ルブランは序盤、梁靖崑を圧倒するも、1球に泣いた

4番で王楚欽がF.ルブランとのエース対決を制し、決勝点

「1ゲーム取れればばん回できると信じていた」と梁靖崑

 
 前回の決勝と同じカードになった中国対フランスの準決勝。中国は、韓国との準々決勝同様、王楚欽と林詩棟を2点起用し、梁靖崑を3番に置くオーダーを組んできた。対するフランスも、ブラジルとの準々決勝と同じく、A.ルブランを3番に据え、F.ルブランとF.コトンを2点起用するオーダーで中国越えに挑む。

 1番は中国が絶対エースの王楚欽、フランスは今大会躍進目覚ましいF.コトン。両チームのサポーターが割れんばかりの歓声を上げる中、始まった第1ゲームは、立ち上がりから硬さが見られる王楚欽に対し、F.コトンがチキータで押してジュースに持ち込むが、ジュースで3回のチキータのミスを犯し、王楚欽が先制する。しかし、第2ゲームはチキータで押し、サービスも利いたF.コトンがジュースを物にし、1対1に追い付くと、第3ゲームもチキータを軸に奪って勝利に王手をかける。
 中国のエースを張ってトップで負けるわけにはいかない王楚欽は、第4ゲームの序盤6-2とリードするも、F.コトンにレシーブから連続得点を許し、6-4と迫られたところでタイムアウト。トップの重圧に加え、入れば決まる強烈なボールを打つがミスも多いF.コトンのプレーにリズムがつかめない様子の王楚欽だったが、このタイムアウトで少し吹っ切れたのか、タイムアウト明けから本来のダイナミックなプレーが戻り、王楚欽が連続得点で第4ゲームを奪って試合を振り出しに戻す。
 最終の第5ゲームも一進一退で終盤まで進むが、王楚欽がバックハンドをねじ込んで抜け出すと、F.コトンにミスが続いて王楚欽が勝利。本来の圧倒的な強さはなりをひそめていたが、王楚欽がエースの意地で新鋭を退け、中国に先取点をもたらす。

 王楚欽に続きたい2番の林詩棟だったが、この試合はF.ルブランが強かった。これまで林詩棟に対して5勝2敗と分がいいF.ルブランは、多彩なサービスから畳み掛ける両ハンドで得点を重ね、2ゲームを連取。林詩棟も得意のバックハンドを軸に果敢に打ち合って見せ場をつくったが、F.ルブランに勝負どころでことごとくサービスから得点を奪われ、ストレートで敗戦。F.ルブランが林詩棟に対する相性の良さを存分に発揮して勝利し、フランスが試合を振り出しに戻した。

 勝敗を大きく左右する3番の梁靖崑対A.ルブランは、ものすごい試合になった。
 第1、第2ゲームは強打で押し込んだA.ルブランが梁靖崑を圧倒し、勝利に王手をかける。何をしてもA.ルブランに強打され、サンドバッグ状態の梁靖崑だったが、第3ゲームは自分から無理に先手を取ろうとせず、A.ルブランのボールに対応することに専念してようやく競り合うが、それでもA.ルブランの圧力に屈して9-10とマッチポイントを奪われてしまう。この場面で梁靖崑がチャンスボールを送ってしまい、万事休すかと思われたが、勝ち急いだA.ルブランがまさかの攻撃ミス。結果的にA.ルブランにとって、引いてはフランスチームにとって悔やんでも悔やみきれない1球になってしまったが、このミスで命拾いした梁靖崑が必死のプレーでジュースの繰り返しを物にして第3ゲームを奪い、王手に望みをつなぐ。
 すると、第4ゲームは流れがガラリと変わり、梁靖崑の攻めが決まる半面、A.ルブランの打ちミスが重なり、梁靖崑が大量リードでゲームポイントを握る。しかし、会場の誰もが最終ゲームの展開に思いを巡らせる中、A.ルブランが粛々と追い上げ、なんとジュースに追い付く展開。再び先が見えなくなったが、ここを梁靖崑が渾身のラリーで制して2対2に追い付くと、最終ゲームは集中力が切れたA.ルブランを突き放し、梁靖崑が勝利。前半の劣勢から蘇り、ジェットコースターのように激しく状況が変わる試合を執念で物にして中国に王手をもたらした。

 4番は、ともに前半で勝ち点を挙げた王楚欽対F.ルブランのエース対決。これまでの対戦成績は、王楚欽が7勝0敗とF.ルブランを圧倒している。
 試合は、序盤から互いが台上から仕掛けあってジュースまでもつれるが、王楚欽がフォアハンドで攻めて第1ゲームを取る。しかし、第2ゲームは王楚欽から初勝利を挙げてラストにつなぎたいF.ルブランが王楚欽のパワーボールをしぶとく返し、9本で制して互いがゲームを取り合う。
 勝負の第3ゲームも、互いがチームを背負うプレッシャーで思い切りラケットを振れない中、ぎりぎりの攻防が続くが、10-9と王楚欽がゲームポイントを握ったところでサービスを出す立ち位置をミドル寄り(センターライン付近)に変え、F.ルブランのチキータミスを誘って勝利に王手をかける。
 これで心理的に優位に立った王楚欽は、これまでF.ルブランに負けたことがない相性の良さも手伝ってのびのびとラケットを振り始め、第4ゲームは出足からラストスパートをかけて一気にF.ルブランを突き放し、勝利。
 スコアこそ3対1だが、1球の得失点が変われば勝敗がどう転んだか分からないぎりぎりの攻防を中国が制して決勝に勝ち上がった。

 中国は決勝で日本と対戦する。中国が連覇を12に伸ばすのか。それとも日本が1969年ミュンヘン大会以来の金メダルに輝くのか。結果は神のみぞ知るところだが、世界卓球100周年の節目を飾るにふさわしい好勝負を期待したい。


■男子団体決勝トーナメントの結果(5月9日時点)


卓レポXでは世界卓球2026ロンドンの速報を現地からお届けします。お楽しみに!

(まとめ=卓球レポート)

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