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2026年全日本卓球 
女子シングルスの見どころガイド

 
 いよいよ2026年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)が1月20日より東京体育館で開幕する。
 これまで全日本卓球選手権大会(以下、全日本)は、シングルス4種目とダブルス3種目の計7種目を一斉に開催していたが、今年は、昨年に続いてシングルス4種目とダブルス3種目が分離開催される運びとなった。
 シングルスは東京体育館(東京都)で1月20日から25日まで、ダブルスはスカイホール豊田(愛知県)で1月29日から2月1日にかけて開催される。
 開幕に先駆けて、女子シングルスの有力選手と見どころを紹介しよう。
女子シングルスの組み合わせはこちら(日本卓球協会特設サイト内)


【第1ブロック】
4連覇を狙う早田が軸のブロック
平野、赤江らの勝ち上がりにも注目

 世界ランキング上位者がひしめく女子シングルスのトーナメントは、まさに群雄割拠の様相だが、第1ブロックおよび優勝争いの軸になるのは、第1シードの早田ひな(日本生命)だ。パリオリンピックで負ったけがのブランクが懸念された昨年は、持ち前のパワーにうまさが加わった圧倒的なプレーで3連覇を果たした。国際大会でもWTTチャンピオンズ フランクフルト優勝を筆頭に安定した成績を収めており、4連覇に向けて気持ちを高めていることだろう。
 早田の対抗は、前回8強の平野美宇(日本生命)。世界卓球ドーハ2025でよもやの2回戦敗退を喫して以降、主戦場を世界一レベルが高いと言われる中国の超級リーグに移し、チームの優勝に大きく貢献。国際大会からいったん距離を置き、心機一転を図った平野がどんなプレーを見せてくれるのか注目だ。
 次いで、社会人優勝の赤江夏星(日本生命)も外せない。パワフルな両ハンドを武器に、WTTフィーダー デュッセルドルフ2で優勝するなど国内外で存在感を強めており、一気に上位へ駆け上がる爆発力がある。
 鉄壁のカットを誇る佐藤瞳(日本ペイントグループ)、学生王者の面田采巳(愛知工業大)、社会人2位の木村香純(トップおとめピンポンズ名古屋)、意表を突く強打が持ち味の矢島采愛(レゾナック)、安定した速攻が光る田口瑛美子(個人)らシード勢の勝ち上がりも注目だ。
 そのほか、矢島のシード下に入った菅澤柚花里(デンソーポラリス)、上澤杏音(日本生命)、面田のシード下に入った木村光歩(中国電力ライシス)の勝ち上がりにも注目したい。

4連覇を目指す第1シードの早田

中国超級リーグで奮戦した平野はどんなプレーを見せてくれるのか

【第2ブロック】
実力拮抗の選手がそろう混戦ブロック
大藤、橋本、木原らが覇権を争う

 第2ブロックも強豪が目白押しだが、軸は大藤沙月(ミキハウス)になる。世界卓球ドーハ2025では女子シングルスでベスト8に入り、WTTコンテンダー ザグレブでは優勝を果たすなど、着実にキャリアを積み上げている。今年は、切れ目のないスムーズな両ハンドで前回のベスト4を越えたい。
 橋本帆乃香(デンソーポラリス)も、大藤と並んでこのブロックの有力候補だ。変化の激しいバックハンドサービスからのカットと攻撃で世界ランキングをぐんぐん上げ、現在は、日本女子で4番手となる11位につけている(女子シングルス2026年第3週/1月13日発表)。けがで直前に行われたWTTチャンピオンズ ドーハを欠場したということだが、状態が万全であれば、間違いなく上位争いにからんでくる選手の一人だ。
 全日本で過去二度の決勝進出経験を持つ木原美悠(トップおとめピンポンズ名古屋)も上位を狙う力は十分だ。主戦場のTリーグでも高い勝率を誇り、好調をキープしている。迫力の速攻で三度目の正直を果たしたい。
 左腕からの思い切った強打で前回8強の山﨑唯愛(サンリツ)、前陣での速い攻守が持ち味の三村優果(サンリツ)、インターハイ優勝の面手凛(山陽学園高)、全日学3位の吉松寿莉(中央大)、日本リーグで活躍する鶴岡菜月(十六フィナンシャルグループ)らシード勢の勝ち上がりにも期待がかかる。
 シード下の実力者としては、吉松の下に入った麻生麗名(日本生命)、鶴岡の下に入った小塩悠菜(JOCエリートアカデミー/星槎)、木原の下に入った伊藤友杏(貝塚第二中)の勝ち上がりに注目したい。
 また、前回は3回戦まで勝ち上がったホープス王者の小学6年生・松島美空(田阪卓研)は、三村のシード下に入った。今年はどこまで勝ち上がるのか注目だ。

大藤は前回のベスト4越えを目指す

世界ランク急上昇中の橋本は、万全な状態で臨めるかが鍵

【第3ブロック】
世界卓球ドーハ2025銅メダルの伊藤が本命
横井、芝田ら本格右腕が伊藤を追う

 第3ブロックの本命は、これまで3度の優勝経験がある伊藤美誠(スターツ)だ。昨年は、世界卓球ドーハ2025で銅メダルを獲得し、タレント豊富な日本女子の中でも大きな存在感を放った。前回は準決勝で敗れており、4度目の優勝しか狙いを定めていないだろう。
 横井咲桜(ミキハウス)、芝田沙季(日本ペイントグループ)のシェーク攻撃型の本格右腕が伊藤を追う。特に、横井は2023年の6回戦で伊藤を下しており、その勢いでベスト4まで勝ち上がっている。今回も、横井と伊藤が順当に勝ち上がれば6回戦でぶつかる。実現すれば、要注目のカードだ。
 安定感抜群の両ハンドで前回ベスト16の田村美佳(十六フィナンシャルグループ)、インターハイ2位のカット主戦型・山室早矢(桜丘高)、全日学3位の藤田知子(愛知工業大)、左腕からの変化速攻が武器の出雲美空(レゾナック)、社会人8強の原田杏菜(豊田自動織機)も上位をうかがう。
 出雲のシード下には、引退を表明している野村萌(デンソーポラリス)が入った。昨年12月に行われたファイナル4(日本リーグプレーオフ)では、充実のプレーでデンソーポラリスの優勝に大きく貢献し、「1番強いときに引退したい」と語った野村。トーナメントを駆け上がり、有終の美を飾りたい。
 そのほか、山室のシード下に入ったベテラン左腕の永尾尭子(サンリツ)、田村の下に入った全日学8強の枝廣愛(中央大)、インターハイ4強の青木咲智(四天王寺高)、インターハイ8強の熊田陽花(正智深谷高)の勝ち上がりも注目だ。
 また、藤田のシード下には、日本リーグで活躍する白山亜美(サンリツ)、その白山と明徳義塾高の同期で学生選抜を制した青井さくら(筑波大)、インターハイ女子学校対抗女子ダブルスで二冠の櫻井花(星槎国際高横浜)が入った。誰がスーパーシードの藤田まで勝ち上がるのか興味深いブロックだ。

世界卓球銅メダルの伊藤。4度目のVを目指す

質の高い両ハンドでブロック突破を狙う横井

【第4ブロック】
張本は三度目の正直なるか
長﨑、牛嶋、井らもブロック突破を目指す

 第4ブロックの本命は、第2シードの張本美和(木下グループ)だ。世界卓球ドーハ2025ベスト8、WTTスターコンテンダー ロンドン優勝など、国際大会でコンスタントに好成績を収め、世界ランキングは日本女子トップとなる7位女子シングルス2026年第3週/1月13日発表。全日本では、前回、前々回と2大会連続で決勝まで勝ち進むも、いずれも早田に敗れている。今回は、悲願の初優勝に向けて期するものがあるだろう。
 張本が大本命のブロックだが、ストップ張本の1番手は、長﨑美柚(木下アビエル神奈川)になる。WTTスターコンテンダー リュブリャナ優勝を筆頭に国際大会で結果を残し、主戦場のTリーグでも好調だ。女子ではずば抜けた威力のチキータとバックハンドが火を噴けば、一気にブロック突破もあり得る。
 パワフルな両ハンドで昨年ベスト8の井絢乃(さんびるグループ)、守備力の高いカット主戦型・牛嶋星羅(サンリツ)も上位をうかがう。
 変化カットで全日学2位の兼吉優花(中央大)、2024年社会人優勝の笹尾明日香(日本生命)、日本リーグで活躍する枝廣瞳(中国電力ライシス)、速攻からのフォアハンドが持ち味の南波侑里香(トップおとめピンポンズ名古屋)らシード勢も上位に勝ち上がる力がある。
 兼吉のシード下には、2024年インターハイ優勝竹谷美涼(香ヶ丘リベルテ高)が入った。そのインターハイでは決勝で竹谷が兼吉をゲームオールの大接戦の末に下して優勝を果たしている。対戦が実現すれば、因縁のカードだ。
 そのほか、長﨑のシード下に入った変化速攻の出澤杏佳(レゾナック)、南波の下に入った全日本カデット14歳以下優勝の石田心美(石田卓球N⁺)、張本の下に入った小畑美月(デンソーポラリス)も注目の選手だ。
 また、女子シングルス最年少でホープス2位の小学5年生・鈴木希華(マイダス)は、牛嶋のシード下に入った。どんなプレーでシニアの強豪に挑むのか注目したい。

三度目の正直で初優勝を狙う張本

長﨑は一級品のバックハンド技術で上位をうかがう

(まとめ=卓球レポート)

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