パワーが上がれば『テナジー05』は使いやすいラバーになる

16年9月にフォア面を本格的に『テナジー05』に変えた張本。1年半前は全く使いこなせなかったラバーの印象は、第一打からガラリと変わっていた。身長が10センチ近く伸び、ウエアもSからLサイズになり、アスリートの体に変わりつつある。ドライブを打つと今までと同じ感覚のまま、さらにボールが走った。特に違いを感じたのは下回転に対するドライブだ。一発で打ち抜くことができるようになり、自分に足りないと感じていたフォアハンドの決定打が増えた。

「『テナジー80』から『テナジー05』に変えても違和感がなく、むしろ使いやすいと感じました。用具はその時の自分が使いやすいものが一番良い。もし1年半前に無理して『テナジー05』を使っても、ラバーに振り回されて卓球にならなかったと思います。普通に打っていてミスをしないくらいがちょうどいいんです。逆に、今では『テナジー64』は使いづらいと感じます。自分の使いやすい用具はパワーが上がるにつれて、どんどん変わっていくと思います」(張本)
成長とともに最適な用具を選ぶことの大切さを宇さんは知っていた。多くの選手は幼い頃は用具に疑問を持たず、ひたすら技術力を上げようとする。技術に比べて用具を専門的に指導する人が少ないので、それは仕方がないことなのかもしれない。しかし、張本は父が順を追った正しい用具を使わせたことで、成長を妨げられずに力を付け、怪物と言われるまでになった。

選手を見て、用具を変える時期をどうやって判断しているのだろう。
「ラバーに慣れてくると、そのラバーのポテンシャルが分かってきて、慣れれば慣れるほど要望が出てきます。それは私が見てもそうだし、智和から『もう少しスピードがほしい』などと話してくることもあります。パワーが上がっていけば打球感の硬いラバーでもボールを食い込ませることができるので、スピードと安定性が上がります。
『テナジー80』を使って半年で、本人もスピード不足を感じていました。そこで、もう一度『テナジー05』を試してみたのです。以前はまだパワー不足でボールをつかみきれておらず、ラバーにボールが食い込まないので、自分のボールにできていませんでした。だけど最近はパワーが付いてきたなと思い、全日本カデット、世界ジュニアの前に変えてみました。智和は思った以上に早く慣れましたね。今は『テナジー05』が一番合っていると思います」(宇)
フォア面に『テナジー05』、バック面に『テナジー05FX』の選択が正解だったことは、彼の世界ジュニアでの活躍が証明している。


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