歴史

かつての卓球レポート

バタフライ卓球道場には、かつての卓球専門誌や冊子など貴重な資料が保存されている。
今月ご紹介するのは、創刊してから3年目となる1959年及び1961年の卓球レポート。そして、海外選手向けに発行された、英文の卓球レポートである。
創刊当初はわら半紙6ページだった卓球レポート。年月が経つにつれて、大会の案内や記録だけだった内容は、卓球界の動向や一流選手の技術紹介など、さまざまなニュースが掲載されるようになった。また、それに伴ってページ数も増加。誌面にはカラーや写真が取り入れられてより見やすく、分かりやすくなり、充実の一途をたどっていった。
さらに、1960年代中ごろには、英語版も登場。これにより、卓球レポートはますます多くの人に認知され、愛読されるようになったのである。

展示内容

1959年2月号

卓球レポートが創刊してから約2年、初めてカラーの表紙が採用された1959年の卓球レポート2月号。ページ数も34ページと厚みを増し、内容も充実したものとなっている。1部15円で、送料は4円。購読すると送料は無料となり、7ヵ月100円、15ヶ月200円であった。

1961年7月号

さらに内容が充実した1961年の卓球レポート7月号。初めてカラーフィルムによる写真が表紙に使用された。総ページ数は44と大幅に増加し、内容も現在に近いものとなっている。1部は25円で送料は6円。購読すると送料は無料となり、購読料は4ヶ月100円、9ヶ月200円、15ヶ月300円、22ヶ月400円であった。

1965年の英語版卓球レポート

1965年前後に発行された英語版卓球レポート。A5サイズで4ページとページ数こそ少ないが、卓球界のニュースから強くなるためのトレーニング法などが掲載されていて、ページ数の少なさを補ってあまりある内容となっている。

1973年の英語版卓球レポート

1973年10月号の英語版卓球レポート。サイズがA5からB5になった。ページ数は4ページのままだが、卓球の写真や選手インタビュー、主要大会の記録などが掲載され、以前のものよりもさらに内容が充実したものとなった。